1.菅原道真の犬伝説が残る島

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菅原道真の犬伝説が残る島

 犬島は、岡山市宝伝の沖約3キロメートルの周囲約4キロメートル、面積約0.85平方キロメートルで、瀬戸内海に浮かぶ45世帯、人口80人余りの岡山市で唯一の人の住む島です。
 犬島本島と、犬ノ島、沖鼓(おきつづみ)島、地竹ノ子(じたけのこ)島、沖竹ノ子(おきたけのこ)島などを含めて犬島と呼ばれています。
 全島が花崗岩からなり、気候は四季を通じて温暖で、春は桜、夏は四国屋島五剣山を一望できる海水浴場、秋は釣りのだいご味、冬は水仙が島内に咲き誇る、風光明媚なとても美しい島です。
 朝日が黄金色に輝かせて小豆島の北東の端から昇り、夕陽があたりを真っ赤に染めて金甲山に沈む瞬間は、息をするのももったいないほどの美しい風情です。
 「犬島」の名の由来となっている「犬石様」は、犬ノ島の小山の上にある、高さ3.6メートル、周囲15メートル余りの巨石で、その姿がうずくまった犬そっくりの形をしており、いつの頃から信仰されるようになったのか定かでありませんが、諸説言い伝えが残されています。

玉野市番田から朝日に染まる犬島を望む

 

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