専敬本流
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中田 楠窓

作品解説

 気忙しい師走も押しせまり、正月の憩いの花を求めて、山畑の谷添いでめぐり会った梅の一枝。自然に備わった、序、破、急の枝振りをそのまま手を加へず、苔木に委ね、清楚な水仙を副えて活けました。万水にさきがけて春を告げてくれる陽木です。