筆の里からのメッセージ
 

 全国生産量の八割を誇る筆の都熊野町。地域づくりの拠点施設「筆の里工房」では、筆を単なる筆記具としてではなく、日本の伝統文化を支えてきた影の主役として、人の感情や人の心を伝える「コミュニケーションツール」としてとらえ、絵てがみ事業を推進しています。
 筆には数え切れないほどの種類があり、また同じ筆でも、自分の力のいれ加減、墨のつけ具合、さらにそのときの気持ち次第でこんなにも多様な線が書ける筆記具は「筆」を除いてほかにはありません。
 IT時代といわれ、迅速で大量の情報通信が進展する時代だからこそ、筆の特性を生かして描かれた人間味あふれる文字や絵は、「人の心」を伝えるものだと考えています。
 「ありがとう」の一言ひとことが、現代社会に生きる人々の「癒しの言葉」となること、あるいは「絵てがみ」を描き続けることが、人の心を豊かに育むくことを願いながら、全国の絵てがみを愛する人々に呼びかけています。毎回全国から多数の応募をいただき筆の里への励ましの絵てがみと感激しながら受け止めさせていただいております。

 

 

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