御船入り(おふねいり)

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御船入りは、延宝元年(1673)岡山藩の軍港として造られた。御野群七日市村と浜野村の計3町2畝3歩半を船入りとしたもので、幕末まで岡山藩の本拠地であった。池田藩の御召し船をはじめ、水軍などの船溜まりだった。旭川に沿って約600メートルの薮土手を築き、その内側を船溜まりにして、海上お召し船をはじめ大小230隻あまりの船が入っていたといわれている。1907年に製紙会社が所有し、荷揚げ場としたためもとの姿は見られない。