新型コロナウイルスの影響が長引く中、「生きるのがつらい」と感じる場面は、あらゆる状況で、どんな人にも起こり得ます。
「わたしはパパゲーノ」は、「死にたいほどつらい気持ちを抱えながらも、死ぬ以外の道を選んでいる人、その人なりの理由や考え方で、いま生きている人」のお話を紹介するサイトです。
そうしたストーリーを伝えることが、自ら命を絶とうとする人の抑止力になるという「パパゲーノ効果」と呼ばれる研究を参考にしたプロジェクトです。死にたいという気持ちを否定したり、防ぐべきものと考えたりするのではなく、生きることのつらさを認め合い、1日1日を生きのびていくための居場所づくりを目指しています。
オペラ『魔笛』のパパゲーノのように、死にたい気持ちを抱えた体験、そういった気持ちとどう折り合いをつけてきたか、気持ちが軽くなるための自分なりの工夫やきっかけとなった出来事を教えて下さい。
※このサイトを離れ、NHKがNPO法人ライフリンク、いのち支える自殺対策推進センターと共同で取り組む「自殺と向き合うサイト」の投稿フォーム へリンクします。
寄せられたメッセージは、「自殺と向き合うサイト」でも掲載される可能性があります。
- 4/6(火)Eテレ 夜8時 ハートネットTV「わたしはパパゲーノ -死にたい、でも、生きてる-」を放送します。
- 4/7(水)Eテレ 夜8時 ハートネットTV「あなたもパパゲーノ -死にたい、でも、生きてる-」を放送します。
オペラ『魔笛』のパパゲーノとは?
「パパゲーノ効果」の名称は、モーツァルトのオペラ「魔笛」の登場人物・パパゲーノに由来します。
森で鳥を獲る“鳥刺し”のパパゲーノは、王子にお供する試練の道程で、あるとき、死のうと決意します。そのとき童子たちが現れ、魔法の鈴を鳴らすように言われます。すると、自分と似た姿をした片割れのような存在・パパゲーナが現れ、パパゲーノは死ぬことを思いとどまります。