火災が発生した場合に、NTT固定電話回線に接続して消防機関を呼び出し、蓄積音声情報により通報するとともに通話ができる装置です。病院や介護福祉施設等では消防法令で設置が義務付けられています。
「消防機関へ通報する火災報知設備」から通報した際に、電話が切れた場合でも、回線が保留され、消防機関から逆信操作をすることにより、通報者と再度通話ができる仕組となっていますが、今後、お使いの機種や回線状況によっては、NTTが提供している固定電話網が,令和6年1月からIP網に移行されることに伴い、保留機能がなくなり、消防機関からの折り返しの連絡を正常に受けられなくなる可能性があります。
次に該当する場合は,火災通報装置の不具合が発生する可能性があります。
1.火災通報装置を接続しているNTT回線の固定電話のナンバー・ディスプレイ契約、モデムダイヤルイン契約またはPBダイヤルイン契約していること。
2.上記1の契約をしている加入電話回線と火災通報装置を接続している回線が同一(共用)であること。
3.火災通報装置が特定の型式に該当していること。(型式については、消防庁ホームページ別ウィンドウで開くよりご確認ください。)
火災通報装置の不具合が発生する可能性があることと判明した場合、事業者様には、次のいずれかの対応が必要になります。
1.ナンバー・ディスプレイ契約,モデムダイヤルイン契約またはPBダイヤルイン契約を解約する。
2.上記1の契約をしている加入電話回線と火災通報装置の回線を分ける(回線の共有をしない)。
3.火災通報装置を対応機種へ交換する。
契約内容や接続機器の変更により不具合が解消されます。
詳しくは、NTT西日本サービス移行サポートセンターまでお問い合わせください。
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-234-1199 ファクス: 086-234-1059