感染している人が手や鼻や口をおさえると、手にウイルスが付きます。その手で手すり、テーブル、ドアノブなどに触れることで、ウイルスが環境表面に残ります。そして、他の人がその場所を知らずに触り、その手で自分の口、鼻、目を触れることで感染することがあります。
消毒液は次亜塩素酸ナトリウム又は消毒用エタノールを用意します。
消毒用エタノールはアルコール濃度70%以上であることが推奨されますが、入手困難な場合は60%以上のものを使用します。次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合は、用途別に0.05%または0.1%に薄めて消毒します。
以下の表は原液濃度が5%の場合です。
用途 |
塩素濃度 |
希釈方法 |
嘔吐物、糞便の処理時 |
0.1% |
500mlのペットボトル1本の水に塩素系漂白剤を10ml(ペットボトルのキャップ2杯)入れる |
調理器具、ドアノブ、手すり、トイレの便座、床 など |
0.05% |
500mlのペットボトル1本の水に塩素系漂白剤を5ml(ペットボトルのキャップ1杯)入れる |
0.05%次亜塩素酸ナトリウムのつくり方
・窓を開け、換気を行います。
・キッチンペーパーやティッシュに消毒液を含ませて、患者が触れた部分(部屋のドアノブ・机・照明のスイッチ・リモコン・洗面台・トイレのレバーなど)を拭き乾かします。
・感染の防止や消毒液による手荒れを防ぐために、マスク、手袋を着用してください。
・次亜塩素酸ナトリウムを使用する際には、十分な換気を行ってください。
・希釈したものはその都度使い切るようにしてください。また、誤飲防止のため作り置きはしないようにしてください。
・次亜塩素酸ナトリウムで消毒した部分はさびる恐れがありますので、10分程度経過したら水拭きをしてください。
・ウイルス飛散の可能性があるため、スプレーボトルでの噴霧はしないでください。
・すべての作業が終わったら、入念に手洗いをしてください。
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