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有機フッ素化合物について

[2024年4月30日]

ID:54635

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有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

 有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。PFASには撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すものがあり、半導体用反射防止剤、泡消火剤、界面活性剤等の幅広い用途で使用されています。

 PFAS の中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきましたが、現在では、国内での使用・製造が原則禁止されています。

 環境省は令和2年(2020年)5月に、PFOS、PFOAを人の健康の保護に関する要監視項目※1に位置づけ、公共用水域及び地下水における暫定指針値としてPFOSとPFOAの合算値で1リットルあたり50ナノグラム※2(50ng/L)と定めています。

 これまでに国や岡山市などが行った公共用水域の調査において、市内でも比較的濃度の高い地点があることが判明しており、市は、継続して調査を実施しています。

 ※1 人の健康の保護に関する要監視項目:「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として、平成5年3月に設定されたものです。現在、公共用水域では27項目、地下水では25項目が設定されています。

 ※2 ナノグラム(ng)は10億分の1グラムを示す単位

PFOS及びPFOAの調査

 PFOS、PFOAは、国により現時点では直ちに水質環境基準健康項目とせず、引き続き知見の集積に努める必要があると考えられるものとして、令和2年(2020年)5月に、人の健康の保護に関する要監視項目に追加されました。

 また、現時点では毒性学的に明確な基準値及び指針値の設定は困難であるものの、各国・各機関が行った評価の中で妥当と考えられるものを参考に暫定的な目標値として、「指針値(暫定)」(50ng/L)が設定されています。

 市はストックホルム条約(POPs 条約)※3の規制開始直後の平成22年度から河川の水質調査を実施し、市内の状況を把握しています。

 この調査でPFOS及びPFOAの濃度が比較的高かった地点については、継続して調査を実施するとともに、令和3年度からは、PFOS及びPFOAを水質汚濁防止法第16条で規定される公共用水域の測定計画に位置づけ、調査を実施しています。

 ※3 環境中での残留性が高いPOPs(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質)については、一部の国々の取組のみでは地球環境汚染の防止には不十分であり、国際的に協調してPOPsの廃絶、削減等を行う必要から、2001年5月、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」が採択された。(出典:環境省HP)

PFOS及びPFOA等の調査結果

PFOS・PFOA等の調査結果表
 調査種別調査結果 
水質汚濁防止法に基づく常時監視

公共用水域の水質測定結果→地点図(1)(PDF形式、389.50KB)別ウィンドウで開く測定結果(1)別ウィンドウで開く

令和3年度、令和4年度とも暫定指針値以下でした。
岡山市独自調査平成22年から令和2年度までの調査結果→地点図・測定結果(2)(PDF形式、479.58KB)別ウィンドウで開く

平成29年度と令和2年度に暫定指針値と比較して高い地点がありました。
(ただし、調査の時点では暫定指針値は設定されていませんでした。)

令和3、4年度の継続調査結果→地点図・測定結果(3)(PDF形式、254.79KB)別ウィンドウで開く

令和5年度からの宇甘川水系調査結果→地点図・測定結果(4)(PDF形式、232.49KB)別ウィンドウで開く

令和3年度からの調査では暫定指針値以下でした。

環境省の検討状況

 環境省では、以下の専門家による会議等においてPFOS等の対応について検討を進めています。

 環境省「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」(令和5年1月から)

 ・令和5年7月に以下をとりまとめ
  「PFOS、PFOAに関するQ&A集」

    「PFASに関する今後の対応の方向性」
    詳細はhttps://www.env.go.jp/water/pfas/pfas.html別ウィンドウで開く

 環境省「PFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議」(令和5年1月から) 

 ・PFOS・PFOAに係る水質の目標値等を検討
  詳細はhttps://www.env.go.jp/water/pfas/pfospfoa.html別ウィンドウで開く

関連サイト

 岡山市水道局→リンク先:https://www.water.okayama.jp

 環境省有機フッ素化合物全国存在状況調査→リンク先:https://www.env.go.jp/water/pfospfoa/post_123.html別ウィンドウで開く

 令和元年度の全国調査において、岡山市内では測定は実施されておりません。
 令和2年度の全国調査において、調査を実施した市内1地点(河川)で指針値(暫定)を超過していました。

お問い合わせ

環境局環境部環境保全課 水質土壌係

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1281 ファクス: 086-803-1887

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