こネズミ
「なぜです、おかあさん。」
一ぴきの こネズミが ききました。
ははネズミ
「ネコという おそろしいもの、みんな
しっているでしょう。 あれが くるから、
かくれる おけいこを するのですよ。」
それで、 ネズミのおかあさんは ながしだいの上に
ちょろちょろと あがって いきました。
下では 三びきの こネズミたちが
いまか いまかと、ちゃわんの なる音を
まっていました。