14.吉井石造宝塔(よしいせきぞうほうとう) 前へメニュー
写真(遠景)
遠景
写真(全形)
全形
 岡山市吉井にある。県指定の文化財である。付近には刀剣の産地として有名な長船や福岡市などがあり、中世における中心地の1つであったことがうかがわれる。
 宝塔は花崗岩製で総高270cm、基礎は格狭間、塔身には4方に扉形を刻み、首都には縁板状の造り出しがある。屋蓋は形、隅木形をえぐり出し、4隅には降棟を表現している。相輪は補修されているが完在している。
 紀年銘がないものの鎌倉時代中期の様式を示す極めて代表的な宝塔といえる。
実測図
実測図(参考文献より引用)
地図

位置

見学 宇野バス「吉井」下車、徒歩20分
参考文献 岡山市教育委員会「岡山市の有形文化財資料集成 I 」 1982年
巌津政右衛門『岡山市の石造美術』日本文教出版株式会社 1973年

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