12.道讃禅定門石燈籠(どうさんぜんじょうもんいしとうろう) 前へメニュー次へ
写真(全形)
全形
 岡山市法界院にある。市指定の文化財である。法界院本堂の前の石段脇にある凝灰岩(豊島石)製の八角燈籠である。現況は二基一対をなしているが、もう一方は江戸時代のものである。おそらく本来は本堂の前に一基立っていたのであろう。
 石燈籠は高さ222cm、笠は蕨手のついた六角形で、基礎から中台までが平面円形である。火袋は八面のうち一区に火口、反対側には宝珠形の窓をつくり、他の六区に地蔵を刻んでいる。中台の正面に梵字を刻み、竿には「干時慶長三年(1598) 為□翁道讃禅定門 也 戊戌七月十五日 施主村尾五郎兵衛 敬白」という銘文がある。
地図

位置

見学 JR「法界院」駅下車、徒歩20分 もしくは岡電バス「植物園口」下車、徒歩10分
参考文献 巌津政右衛門『岡山市の石造美術』日本文教出版株式会社 1973年

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