岡山城写真帳

明治初期の岡山城

 明治になって廃城となった岡山城は、明治12年(1879)の民立博覧会開催後に御殿・櫓・門など建築物の廃棄が始まり、明治15年(1882)3月、天守以下4棟を残して全て破却された。幸い破却前の古写真が残されているため、往時の城の偉容を窺い知ることができる。
岡山城本丸図
古写真1 南から見た本丸 古写真2 対面所と桜門 古写真3 後楽園方向から見た天守閣
古写真4 本丸東南隅から天守閣方向 明治期の岡山城 古写真5 目安橋から天守閣方向
古写真6 本丸西面の櫓群 古写真7 内下馬門と太鼓櫓 古写真8 舂屋(つきや)櫓と大納戸櫓
(写真又は図の数字をクリックすると写真が開きます)

焼失前の天守閣

 明治になって全国的に城の廃棄が進められたが、岡山城天守閣は破却を免れ、昭和20年(1945)6月29日に空襲で焼失するまで存続した。そのため、明治初期のものも含め、数多くの写真が撮影されている。
 ちなみに昭和まで存続した天守閣は全国に19棟あったが、1棟が火災で焼失、岡山城を含め6棟が戦災で焼失し、現在残っているのはわずかに12棟となっている。

■昭和まで存続した天守閣
現  存 弘前城・松本城・犬山城・丸岡城・彦根城・姫路城・松江城
備中松山城・丸亀城・松山城・宇和島城・高知城
火災焼失 松前城
戦災焼失 名古屋城・大垣城・和歌山城・岡山城・福山城・広島城
焼失前の天守閣
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