表向 藩政の中枢

表向御殿 詳細
鉄  門 →中の段正面の入口で、切妻造りの櫓門である。1階部分にびっしりと鉄板を打った堅固な造りであったためこの名が付いた。
大納戸櫓
三層四階、岡山城内最大の櫓で、沼亀山城天守を慶長6年(1601)に小早川秀秋が移築したと伝わる。1・2階が同じ面積の2層の大入母屋造りの上に望楼を乗せた形式で、大納戸櫓はじめ岡山城の三層櫓はみなこの様式で建築されている。
伊 部 櫓 表向西面に建つ二層櫓で、前池田時代の表向拡張の際に建築された。小早川時代までの櫓と異なり、これ以降の櫓は下見板張りから総塗籠の壁面となる。
数寄方櫓 伊部櫓と多聞櫓でつながる二層櫓。伊部櫓と似た外観をしているが、一層目に石落しがなく、代わりに出窓格子が付く。
月 見 櫓 本丸唯一の現存建築物。外観二層櫓だが、表向内から見ると三層になっている。1層目・2層目とも唐破風出窓や出窓格子が多用されていて、数ある二層櫓の中でももっとも優美な姿をしていた。
小納戸櫓 廊下門と多聞櫓でつながる二層櫓で、意匠はほとんど伊部櫓と同じ造りである。
廊 下 門 表向搦手の城門だが、本段・表向の両御殿をつなぐ渡り廊下の役割も果たしていた。明治期に破却され、戦後再建された。
表向御殿→もっと詳しく 鉄 門
大納戸櫓 伊部櫓 数寄方櫓
月見櫓 小納戸櫓 廊下門

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