岡山の草花歳時記
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 「園芸用土の基礎」
 柴田 映昭
 1 基本の用土

赤玉土

赤土を乾燥させたもので、大・中・小粒に分けられている。
弱酸性でリン酸は含まれていない。
鉢用土の基本用土として利用される。
排水性、保水性はともに良好である。
水ゴケ
湿原の緑藻を乾燥させたもので、肥料分は含まれていない。
通気性、保水性はともに良好である。
腐葉土
落ち葉を腐食発酵させたもので、改良用土として用いる。
軽くて通気性、保水性が良く、栄養分に富んでいる。
バーク堆肥
樹皮を発酵させたもので、腐葉土とほぼ同じ。
ピートモス
水ゴケが湿地で堆積し腐熟したもので、腐葉土とほぼ同じ。
バーミキュライト
蛭石を焼いて砕いたもので、薄くて軽い。
保水、排水、通気性が良好で保肥力も良い。
パーライト
真珠岩を高温で焼成させたもの。
多孔質で軽く、保水、排水、通気性は良好であるが保肥力はない。
 2 用土の配合
◆ハンギング・バスケットなど吊ったり、掛けたりする場合の用土は軽くする。
バーミキュライト5:ピートモス4:パーライト1の配合を基本とする。
用土が軽くて灌水時の流出や乾燥をしやすいので表面を水ゴケで覆う。
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◆プランターや鉢など置いて利用する場合、用土に適度の重さが必要。
赤玉土6〜7:腐葉土4〜3の配合を基本とする。
腐葉土をピートモスにするなど、自分流のアレンジをして利用する。
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◆挿し木などの場合は、粒子の細かい用土を単用する。
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◆種まきする場合
ピートモスやバーミキュライトなどの単用か、保水、排水、通気性のよい用土を配合して利用する。


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