岡山の草花歳時記
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6月
 5月は夏日あり寒い日あり、そして風の強い日や大雨の日が続くなどの天候不順でした。
 梅雨とはウメの実が熟す頃に降る雨のことで、例年は6月初旬に梅雨に入りますが、2004年は5月29日に九州、中国、四国地方が一斉に梅雨入りをしました。例年は7月20日頃に梅雨明けしますが、さて・・・?
 これから梅雨明けまでは、どんよりした空模様の日や雨の日が多く、ガーデニングファンにとっては病虫害が発生しやすくなり、あまり歓迎したくない時期です。
今月の草花
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●コスモス
 やはり今月は梅雨の影響で月間の降雨量が200ミリ前後と多く、日照時間も160時間未満と少なくなります。岡山の梅雨期の降雨総量は322ミリで、西日本では香川の269ミリに次いで二番目に少なく、一番多い熊本の713ミリの半分以下です。
 肌寒い日もありますが、平均気温が摂氏23度と蒸し暑い日が多く、屋外作業をおこなうのにはやや躊躇する時節です。
 いろいろな花が多く咲いている時期ですが、庭のアジサイは梅雨がよく似合います。
 今月の作業はコスモスオダマキの種蒔きやトレニアアゲラタムヒマワリアサガオの苗の植え付けを行います。
 また、インパチェンスバーベナエボルブルス(アメリカンブルー)の挿し芽に適した時期です。
ダリアグラジオラスは草丈が高くなるので、見合う長さの支柱を早めに立てておきます。
 スイセンムスカリチューリップの球根は堀りあげて風通しの良い日陰で乾燥保存を行います。
ワンポイント

排水管理には十分な注意を払い、特に鉢植えなどの容器栽培の受け皿には要注意です。
長雨で根腐れや病気が発生し易いので、見逃さないで早めに対処してください。
ペチュニアの花弁は雨に当たると痛むので、雨避けの対策を講じてください。



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