旭川、高梁川、吉井川の3本の一級河川の河口に広がる岡山平野。気候、風土にも恵まれた肥沃な耕地は、多くの産物を生み出し、岡山県の産業、経済、交通 の中心となっています。しかし、この広大な平野の様相も、今と昔ではずいぶん違っていたようです。その移り変わりの歴史をごいっしょにたどってみませんか。

監修=倉地克直(くらち かつなお)
1949(昭和24)年愛知県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。日本近世史専攻。岡山大学文学部歴史文化学科教授。近世の民衆意識を研究テー マに多面的角度から考察を試みている。著書に『性と身体(からだ)の近世史』(東 京大学出版会)『近世の民衆と支配思想』(柏書房)『近世日本人は朝鮮をどうみていたか 「鎖国」のなかの「異人」たち』(角川書店)、共著に『岡山県の教育史』 (思文閣出版)『岡山県の歴史』(山川出版社)などがある。
協力=藤田学(興陽高校教諭)、安倉清博(岡山市教育委員会政田民俗資料担当)