石井 十次の軌跡
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岡山孤児院概則

名称位置

本院は岡山孤児院と称し岡山市門田屋敷に置く

目的

天下無告の孤児を救済し其の父母に代りて之れを教養するを以て目的とす

主義

基督教を以て本院の主義とす

入院退院

六才以上十二才以下の者を入院せしめ十六才乃至二十才にして退院せしむ

教育

岡山孤児院小学校に於て小学教育を施し学才あるものには高等教育を受けしむ

實業

毎半日宛男子には活版、理髪、女子には裁縫を学ばしむ

維持

天下有志者の寄付金品を以て維持拡張す

報告

毎月一回岡山孤児院新報を発行して院況を報告す

 

岡山孤児院写真画 明治34年3月8日発行より
岡山市立中央図書館蔵
※一部漢字について、現在用いている字に換えています。

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