葦守八幡宮八幡神社鳥居 目次へもどる
葦守八幡宮八幡神社鳥居 国指定重要文化財

 この鳥居は、安芸の宮島の大鳥居と同様に、明神鳥居の柱の基部に稚児柱を伴う両部鳥居で、石鳥居のこの形式はめずらしいものです。
 花崗岩製で、高さ4.3メートル、柱の真々間3.4メートルを計り、柱が太く低目ぎみに見える時代的特徴を示しています。
 南北朝時代の康安元年(1361)の造立と判明しており、鼓神社宝塔を造立した石大工と同一人物の 沙弥妙阿が造ったものです。
 在銘の石鳥居としては最古の部類にはいり、この時代のほぼ完全な姿を伝える全国的にも貴重なものです。

目次へもどる