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造山古墳の石棺

岡山市埋蔵文化財センタートップ | 埋蔵文化財センターの収蔵品 |

収蔵品紹介 第39回

造山古墳の石棺


名称 石棺(刳抜式長持形石棺)
出土遺跡 造山古墳(つくりやまこふん) 岡山市北区新庄下(しんじょうしも)
時期 古墳時代中期  
 岡山市新庄下にある造山古墳は、5世紀頃に築かれたと考えられる全長360mの前方後円墳です。その規模は、岡山県第一で、全国では第四位です。河内や大和の大王墓とされる巨大古墳と比べてても、まったくひけをとらない大きさといえます。その評価につきましては、吉備全体の王墓、倭全体の王墓など様々な意見がだされています。日本の歴史に関わる重要な古墳であることは間違いないでしょう。
 造山古墳の前方部上には荒神社があり、その社の横には石をくりぬいた石棺の身が置かれています。蓋は破片となっていますが、社の裏手に置かれています。身は長さが239センチメートル、最大幅が111センチメートル、高さ75センチメートル以上、内側は長さが193センチメートル、幅75センチメートル、深さ58センチメートルです。蓋の内面には赤色顔料が塗られており、小口側の面には直弧紋とみられる線刻が残っています。
 畿内的な組み合せ式の長持形石棺に似せていますが、材質は馬門石(まかどいし)とよばれる阿蘇溶結凝灰岩で、熊本県宇土半島から産出する石材です。形態もやはり宇土半島に所在する、熊本県鴨籠古墳の家形石棺によく似ているといわれます。吉備と九州の関係の強さを示す重要な証拠であるといえます。また、形態的には畿内の石棺を意識していることなどは、九州と畿内の中間にある吉備の地理的な特徴や性格を示すものといえます。
 ※この石棺は造山古墳の現地に保存されています。センターの収蔵品というわけではありませんが、今回紹介いたしました。

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