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造山古墳出土の円筒埴輪

岡山市埋蔵文化財センタートップ | 埋蔵文化財センターの収蔵品 |

収蔵品紹介 第87回

造山古墳出土埴輪1
造山古墳出土円筒埴輪(高松中学校旧蔵)

造山古墳出土埴輪1
造山古墳出土円筒埴輪(伝前方部出土)


名称 円筒埴輪
出土遺跡 史跡 造山古墳(つくりやまこふん) 岡山市北区新庄下(しんじょうしも)
時期 古墳時代中期  
 造山古墳は墳長350m、全国第4位の規模を誇る巨大前方後円墳です。なぜ畿内の大王墓といわれる古墳を凌駕する古墳がここに造られたのか、いつ造られたのか、どのような人物が葬られたのか、謎に満ちた古墳でもあります。
 紹介する埴輪は、造山古墳から出土したと伝えられる円筒埴輪です。
 上の埴輪は岡山市立高松中学校が保管していた埴輪です。黒班と呼ばれる焼きむらのある埴輪で、基底部から2段分が残っています。直径は基底部で28cm程度です。外側には表面を板で整えた痕跡(ハケメ)が観察できます。「B種ヨコハケ」と呼ばれる、板を何度も止めながら施すハケメですが、止めている痕跡ははっきりしません。
 下の埴輪は前方部から出土したといわれるもので、地元の人が保管していたものを寄贈いただきました。こちらも焼きむらのある埴輪で、直径は基底部で約28cmを測ります。外面には1段目は粘土をへらで掻き取った痕跡(ヘラケズリ)、2段目は非常に細かい「B種ヨコハケ」が観察できます。こちらのヨコハケは5cmほどおきに板を止めている痕跡がはっきり見えます。
 古墳の研究ではこうした埴輪の特徴から、古墳の造られた時期を考えるのが一般的です。紹介した埴輪の特徴は5世紀前半頃の特徴といわれています。ただし、造山古墳にはやや新しい特徴といわれる焼きむらのない-窯で焼いた埴輪が存在するとされており、なかなか判断が難しいようです。古い時期に造られたのであれば、築造当時全国最大の古墳であったとみられ、やや新しい時期であれば、大阪府の誉田御廟山古墳(伝応神陵)に次ぐNo,2の古墳になります。そのため、考古学者の間でも激しい議論がある古墳なのです。

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