妹尾(変貌する里山の身近な自然とのふれあい)  
位置図 どんなところ
 
 市南西部に位置し、古くは吉備穴海に浮かぶ島(早島?)の東側に位置する地域でした。現在は、海の陸化と干拓により周囲は田園地帯となっているほか、岡山市街地への利便性が高く、市街化が進んできています。
 岡山から児島半島に至る重要な陸路の街道筋で、瀬戸大橋の完成以前は、四国へ渡る宇高連絡船の港である宇野港に繋がる鉄道(宇野線)が整備されるなど、早くから開けてきた町です。
 また、国道2号の整備、瀬戸大橋の開通など交通利便性も高く、背後の丘陵地には岡山総合流通センターのほか、山田グリーンパーク、住宅地等が整備されてきています。
 なお、里山内には上池など多くのため池が残されています。
地形分類図 地域の自然について
 妹尾地区は、古くは吉備穴海に浮かぶ島の一部であり、海が埋まって本土と陸続きとなり、干拓で水田の広がった江戸時代に至っても、大半の地の井戸が塩水であり、生活用水は極めて貴重な「資源」でした。

 地形的には、花崗岩からなる起伏の緩やかな丘陵地と干拓地が広がる地域で、その間に形成された砂堆を中心に旧町並が見られます。
 かつて島であった丘陵地は、古くから里山として利用されてきました。また、ため池も数多く点在するなど、野鳥や昆虫の生息環境ともなっています。

 
地質図                         航空写真
土地利用図 地域の歴史や社会環境
 JR宇野線や瀬戸大橋線の「妹尾駅」、「備中箕島駅」をはじめ、国道2号、県道岡山児島線が横断しています。
 JR線北側は早くから開けた町であり、街区が狭く入り組んでいるほか、丘陵地麓部には御前神社や盛隆寺があります。御前神社には、江戸寛政年間の児島湾の干潟や漁撈の様子や古地形などを描写した「絵馬・児島湾漁撈回漕図」があり、往時の姿を知ることができます。また、つちえの井戸や戸川陣屋井戸も残されており、生活用水の確保に苦労した様子を今に伝えています。

 背後の丘陵地は、里山として利用されてきましたが、現在では住宅地東開発や果樹栽培も広がってきていますが、周辺の水田地帯と里山、ため池に生息・生育する野鳥や昆虫、水生生物、植物の貴重な生息・生育環境の場ともなっています。
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