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平成29年5月2日市長記者会見

平成29年5月2日市長記者会見議題

  • 岡山市の保育園・認定こども園等の入園状況と待機児童数について
  • CLT(直交集成版)を活用した岡山市錦保育園幼保一体化整備について
  • 国際友好交流都市・サンノゼ市(アメリカ)への訪問報告について
     

平成29年5月2日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市の保育園・認定こども園等の入園状況と待機児童数について

会見する大森市長

 皆さんおはようございます。
 まずはじめに、本年4月1日現在の岡山市の保育園、認定こども園等の入園状況と待機児童数についてご報告をいたします。
 まず、入園状況ですけど、資料1及び2をごらんいただきたいと思います。
 昨年を770人上回る1万7,088人の入園申し込みがあり、そのうち1万5,593人を入園決定した結果、未入園児童が1,495人、そのうち待機児童数は849人となっております。岡山市では、昨年の待機児童数729人を解消すべく、私立保育園の新設、増築、小規模保育事業などによる707人の利用定員増のほか、公立幼稚園の空き教室を活用した緊急一時預かり事業や企業主導型保育事業等による322人。合わせて1,029人の受け皿を確保いたしました。しかしながら、今年度の入園申し込み児童数は770人増と昨年に引き続き大幅に増加しており、待機児童は120人増加したところでございます。
 入園申し込みが大幅に増えた理由としては、女性の社会進出や共働き世帯の増加などが上げられますが、新たな保育園の整備がさらに新たな需要を掘り起こしている面があるとも考えられます。
 次に、資料の3、4をごらんください。
 昨年岡山市は待機児童の定義を地域の実情に合わせて見直しておりますが、3月末に国から新しい定義が示されましたので、国の定義と今回の岡山市の取り扱いについて簡単にご説明いたします。
 国の定義の変更点は、大きくは3点です。1点目は「求職活動中」、2点目は「特定の保育所等を希望する場合」、3点目が「育児休業中」、これらの場合について保護者の意向や状況を丁寧に把握し、利用可能な保育所等の情報を提供した上で待機児童かどうかを判断するということであります。
 一方、岡山市の取り扱いは、平成28年度に地域の実情に合わせて第3希望まで利用調整しても入園できなかった児童を待機児童としており、このたびの定義変更で大きな混乱はありませんでした。しかしながら、2番目の「特定の保育所等を希望する場合」について、現時点では保護者の意向の丁寧な確認や他の利用可能な保育所等の情報提供を十分には行えていません。「保護者に寄り添った支援」は岡山市としても必要と考えているところですが、待機児童数の報告期限が今年は4月末、1カ月前倒しになっておりますので、確認作業を十分に行う時間はありませんでした。したがって、今回は「特定の保育所等を希望しているかどうか」の判断は、岡山市では昨年と同じ扱いとしました。


会見する大森市長

 次に、資料5及び6をごらんください。
 これまでの岡山市の待機児童の考え方とこれからの考え方を示した図で、資料6の真ん中が今回の調査結果であります。
 今年度新たなメニューとして、「公立幼稚園の空き教室を活用した緊急一時預かり事業」24人、「認可化移行事業」8人、「企業主導型保育事業」49人が始まりました。また、私立幼稚園の預かり保育を14人が利用されております。この95人のお子さんはこれらの保育サービスを利用しており、国の定義で待機児童から除外することになっておりますので、それを除いて出てきた数字が849人です。後で少し詳しくお話を申し上げます。
 岡山市がこの春確保した保育の受け皿は1,029人と最初申し上げましたが、それにもかかわらず待機児童は増えました。少し説明をいたします。
 まず、1,029人というのは2つに分かれます。1つは認可保育園、これが707人であります。そして、あとは認可外の対応ということで322人となっています。
 まずは、認可している保育所について申し上げますが、707人の認可施設の定員増に対し、入園決定者数増は618人と下回りました。これは、1つには非常に常識的なものでありますけど、新設園に行った場合、4歳、5歳の子供たちというのはなかなか、それほど入ってこない。従来の保育園がいいっていう場合もありますし、ゼロ歳から1歳、2歳というのが多くなるわけでありまして、そういうところでクラス編成で4、5歳が集まりにくいということで減になっている。それから何といっても、やはり保育士不足というのもあります。こういったことで、707人に対して618人ということであります。
 もう一つの認可以外の保育サービスである認可化移行事業や企業主導型保育事業等への未入園児童の受け入れは、322人の受け皿に対して95人ということになっております。これはどうしてかということでありますが、例えば企業主導型保育事業ですが、これは従業員が直接契約をしている受け入れ枠が相当数ございます。また、年度途中で育児休業から復帰してくる従業員のために確保している枠もございます。これらは、実際には保育の受け入れ枠として使われるわけですが、現在のところ数字としてあらわれてない。したがって、322のうち使われているのが95にしかすぎないということでありました。また、これらについてもやっぱり保育士の不足なども影響しているという話がございます。その結果、1,029の受け皿をつくったんですが、実際の児童の受け入れは713人ということになったわけであります。
 パネルを使って説明をさせていただきますが、前年度に対して770人申し込みは増えております。しかしながら、今申し上げたように1,029人の受け皿を新たにつくったわけですから、昨年度の729人というのが少しは減っていくのではないかというように通常思われると思います。しかしながら、現在のところ1,029のうち713しか実際上の受け入れとしては機能していないということであります。
 実は、この322人のうち120人っていうのが直接契約しているんですね、企業の主導型。この120人というのは、別の面からいうと、入園の申し込みがプラスになってると考えてもいい、トータルとしてみれば。だから、そういった方がここにあらわれてない数字として出てきている。それから、今申し上げたように1,029の受け皿はつくったんだけど713という理由は、そういう直接契約以外にクラス編成とか、やっぱり何といっても保育士さんがなかなかいないとか、そんなことで少し待機児童が増えている。
 もう一つの要素は、ちょっと見ていただけますか。
 今までのこの未入園児童1,343人の中で、待機児童というのは729人、54.3%が待機児童なんです。それに対して、今回はここですね。未入園児童1,495人のうち95人は別の形で整理されていますから1,400人、1,400人の中で待機児童は849人ということですから、全体の待機児童の割合というのは、これ6割を超えているんです。
 昨年、我々の定義変更をさせていただいたんですけど、そういったことがそれぞれの保護者の皆さんに大分浸透してきたというか、そういうことで第3希望まで書かれている方は多くなっているんじゃないかなというような感じはいたします。そういう幾つかの要素で待機児童が増えたという状況になっております。これが現在までの状況であります。
 この待機児童の調査を年に2回やっております。4月1日の次が10月1日ということで、じゃあ次の10月1日までに我々としてどう対処できるのかということを今ご説明申し上げたいと思います。我々としては、最大限の対応をしていきたいと思っておりますが、資料の7をごらんいただきたいと思います。
 小規模保育事業1園19人、事業所内保育事業1園10人、私立幼稚園の空き教室等での緊急一時預かり事業2園40人、企業主導型保育事業4事業者114人、合計183人の保育の受け皿を確保するとともに、より一層保育士の確保に努め、183人プラスアルファ、既存園を含めて一人でも多くのお子さんの受け入れを行いたいと考えております。
 保育の必要な子どもに保育を提供することは、我々行政の責任、責務だと考えております。保育を必要とするお子さんが少しでも早く、一人でも多く保育が受けられるよう、あらゆる手段を講じて受け皿の整備と保育士の確保に努めてまいりたいと思っております。
 さらに、保護者の方の不安を解消できるよう、保育のコンシェルジュ(保育利用者支援員)を中心に、昨年度末行った保護者アンケートの結果を活用しながら保護者に寄り添ったきめ細やかな支援を行っていきたいと考えております。


CLT(直交集成版)を活用した岡山市錦保育園幼保一体化整備について

会見する大森市長

 次の話題は、CLT(直交集成版)を活用した岡山市錦保育園幼・保一体化整備についてお知らせをいたします。こちらは、岡山連携中枢都市圏の連携取り組みの一つともなっております。
 昨年4月にCLT構造について国の基準が示され、CLTを活用することがより容易になりました。CLTの活用は、「岡山市内の公共建築物における県産材等の利用促進に関する方針」の目的に合致するとともに、岡山連携中枢都市圏内の地域資源の活用にも通じることから、このたび県南地域の公共施設で初めてCLTパネル工法で錦保育園の幼・保一体化の施設整備をすることといたしました。
 現在の錦保育園は、平成5年に建設された鉄筋コンクリート造平家建ての施設ですが、平成30年4月の市立幼・保連携型認定こども園への移行に向け、保育室等を増築するものでございます。
 近年の保育園においては、広い空間の確保や建築コストの観点から鉄骨造で建築しておりますが、今回CLTを採用することで同等のコストで同等な機能が確保できることに加え、工期短縮、また室内環境の向上などCLTパネル独自の特性をいかし、園児や保護者の方々に木のぬくもりや香りなどを体感していただき、こども園にふさわしい魅力をつくるものとしております。
 事業スケジュールにつきましては、平成28年度に詳細設計をもう完了しております。9月に工事着手し、平成30年2月末の完工予定としております。
 その後のCLT建材を活用した施設整備としては、今年度に市立妹尾幼稚園幼・保一体化整備事業の実施設計を予定しております。今後も、従来から鉄骨造で計画していた建物のうち、CLT独自の特性をいかせる施設について、関係法令の規定や設置基準などを勘案しながら採用を検討してまいりたいと考えております。


国際友好交流都市・サンノゼ市(アメリカ)への訪問報告について

 続きまして、国際友好交流都市サンノゼ市への訪問について報告をいたします。
 岡山市の国際友好交流都市であるアメリカ、カリフォルニア州のサンノゼ市とは、今年に姉妹都市締結60周年を迎えることから、去る4月21日から27日の日程で「岡山市民友好親善訪米団」を派遣し、私も団長としてサンノゼ市を訪問いたしました。今回私どもの訪米団のほかにも、岡山市議会、岡山商工会議所、また岡山学芸館高校和太鼓部の方々による訪問団もサンノゼ市を訪れ、一緒に60周年を祝うことができました。
現地では、サンノゼ市が主催する歓迎式典などに出席するとともに、訪米団に参加いただいた市民の方々による文化交流イベントでの吉備楽や、和太鼓の演奏、「日系祭り」で日本文化を紹介するブースを出展し、浴衣の着つけや書道を現地の方に体験していただくなど両市の市民同士の交流も積極的に行うことができ、参加いただいた市民の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
 また、サンノゼ市の市民の皆様のおもてなしに触れ、訪米団の受け入れにご尽力いただいたサンノゼ市やサンノゼ岡山市姉妹都市の会、また「日系祭り」の開催団体の方々をはじめ、これまでに岡山市との交流にご尽力いただいた多くの方々に感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
サンノゼ市のリカルド市長には、近いうちに岡山市でお会いできることを楽しみにしていることもお伝えをいたしました。今回の訪問を通じて、両市の60年に続くきずなを再確認するとともに、さらなる友好交流を深めることができたと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長

○記者 
 待機児童の問題が、2年連続増えるという、解消にならずに増えてしまったと申し上げざるを得ないかなと思うんですけども、それに関しての率直にどのように思われているのかということと、これから183人の枠を10月に向けて整備されていくということですが、市としてできること、具体的にこのようなことがやっていけるというものがあれば教えていただければと思います。
 
○市長 
 待機児童が増えたことについては残念だというように思います。
 先ほど説明いたしましたが、実は、これまでにこの記者会見では938っていう数字を一度出したことがあると思います。我々としては、できるだけの受け皿を増やしていこうというように努力をしてまいりました。実際には、担当の岡山っ子育成局がいろいろと駆けずり回って、1,029という受け皿を確保することができたと。私は、一定の努力ができたんではないかなというように思っております。
 ただ、先ほど言ったように、1,029のうち本当に使われたのが713だったということがございます。それから、待機児童比率、未入園の中での比率が高まっているという問題もございます。ここでは、今の段階ではできてないという話もありますけども、今後、この部分がまた増える可能性はある。要は、今は第1希望から第3希望まで出していただいて、利用調整ができなかった方に対して待機児童としている。逆に言うと、第1とか第2希望でとどまってる人は待機児童になってない。
 また、これから、寄り添うっていうことを申し上げましたよね。第1希望、第2希望にしか書かれていない保護者にも、是非こちらの保育園どうですかっていうようなお話をしていく。その中で、いや、私はこの保育園しか子供を行かせるつもりはないということをおっしゃる方がいれば、もちろん従来どおり待機児童にはならないんですが、ああそうですかと、じゃあいろいろと探してみましょうかって話になると、この部分っていうのが増えていくことになるんです。で、そういう面では、この183プラスアルファというふうに10月では申し上げましたけれども、10月の段階で一体、この数字にマイナス183、マイナスアルファとなるかどうかっていうのは、そこはわからない。ひょっとしたら、待機児童が増えていく可能性だってないわけではないということだったんです。それをじゃあどう見るかということなんですが、私は、待機児童っていうのは解消するのが行政の責任だと、責務だというように申し上げております。それについて変えるつもりもありませんけども、こういうように待機児童が増えていく、よりそれは、お父さん、お母さんの気持ちっていうものが我々に届いてくる、そういったものの結果なんじゃないかなと。となると、それらに対応する手段を講じていかなきゃいけないという、私は認識でいます。この183っていうのは、今申し上げたように、幾つかのカテゴリーの事業所が増えていく数、このアルファっていうのは、もう少し受け入れてください、というアルファを大きくしながら、ここの部分を我々として市民に寄り添った形で、本当に必要なものっていうのは何なのかっていうことを理解して、その対処をしていくということが必要なんじゃないかなというように思っているところであります。
 
○記者 
 今、お話いただいた分もあるかと思うんでけど、今後の受け皿拡大、今回は1,000人以上の受け皿を拡大して、ただ利用されなかったところがあるという、今後、保育ニーズを見直しながら、受け皿の整備について考え方、整理されていくと思うんですけども、やっぱり受け皿の整備をどういった基本スタンスで臨んでいくのがいいとお考えなんでしょうか。
 
○市長 
 受け皿自身も絶対数は不足していると思います。そこは、今、利用者のアンケートに基づいて、我々、それらを調整して、受け皿の拡大は必要だというように思ってます。ただ、今回、見たように、1,029を整備して713だったと。企業主導型の直接申し込みと認可化移行事業への直接のお申し込み、合わせて120人を加えても833。やはりその間にギャップが結構あるんです。だから、そういう面では、ソフト施策っていうのは非常に重要だろうと思ってます。
 この一つが、何といってもやっぱり保育士の問題です。保育士の問題は、今年度の予算として、市単独で平均2%増というのを認めていただきました。具体的に施行していくわけでありますが、これがどのようにきいてくるのかとか、ということをよく見きわめなければならないと思っております。で、こういう施策で十分なのか、まだ新たに何か手を打っていかなければならないか、そういったことをこれから庁内でも議論をしていきたいというように思っております。
 
○記者 
 待機児童で2点お伺いします。
 まず、今回の数字ですけども、これ、想定の範囲内でしょうか、それとも範囲を超えたものなのでしょうか。
 
○市長 
 想定をいつしたかにもよるんですけどね。実は当初は、昨年の議会で、私は800以上の受け皿を確保するというように申し上げました。その時点では、当然待機児童は減っていくだろうという想定のもとにやってたことは事実であります。しかしながら、それからさまざまな数字が出ていく中で、申し込みされる方が非常に多い、それから先ほど言ったように第1希望から第3希望まで書かれている方も多くなってきているというようなことから見て、そう簡単にはいかないなというように思うようになっておりました。そういう面で、当初から見ると想定外ではありますけれども、だんだんと事態が飲み込めるようになってからは、こういう849という数字まではイメージができたわけではありませんけれども、ひょっとしたら増えるんではないかなというような危惧を抱いてたところであります。
 
○記者 
 今、岡山市では待機児童ゼロを掲げていると思ってますけど、今回の数字を受けて、その計画については内容の変更なり目標年度の変更なりを考えられていますか。
 
○市長 
 私は、この待機児童対策って2つあると思うんです。1つは、何年までに待機児童をゼロにするっていうのは、行政の方向性として非常に必要なものだと思います。ただ、今の保護者にとってみると、それが何年先に解消するっていうのは余り意味がないことであるわけであります。したがって、とにかくやれることはやるっていうところをまずやっていく。次の目標も、通常は30年4月1日っていうのを出すのが通例かもしれません。いろんな施設の設置状況も出てきます。したがって、30年の4月1日ではなく、次の10月1日にしてるっていうのは、もう今年度中でもできることはやろうと。それを皆さん方にお示しをしたいという意志でやらせていただいているっていうのが一つであります。
 それから、31年度末に待機児童はゼロにしようっていう大きな方針です。これは、私は変える必要はないというように思っております。大きな面での、今年のこの1,029っていう受け皿の拡大もできてますし、全体をハードで考えていくと、私は無理な数字じゃないんじゃないかなというように思っておりますが、ただ、先ほどご質問がありましたように、どっちかというと、このソフトの施策が本当にうまく回転していくのか、そっちはちょっと心配であります。そういう面で、いろんな実態を踏まえながら、ソフト施策も考えていきたいというように思っております。従来の大きな流れ、方針を変えるつもりはございません。
 
○記者 
 まず、入園の申し込みが実際に増えているという、ニーズが高まっているという点について、今後、どのように対応されていきたいのですか。
 
○市長 
 この資料の2を見てください。これは全児童数に対する入園申し込みの割合。これが平成19年と平成29年を比べると、10%増えてるんです。毎年平均1%ずつ増えてる。この割合っていうのは、相当な勢いで増えている。この近々っていうのが、急に増えてるっていうのは、一つの要素として、あ、これは保育所、早く入らないと大変なことになるぞということで、本来、2歳から入れようという保護者の皆さんが、1歳からとかゼロ歳からと。特にゼロ歳が今すごい増えてる。そういう傾向はあるにせよ、全体の大きな流れっていうのは、この割合が増えるっていうことはそうだと思います。ただ、今度は全児童数を見てみると、平成19年4万人が、平成29年3万8,000人となっております。岡山の場合、結構若い人多いんですけども、それでも減ってきてる。こういう流れの中で、どこでセットするかっていうのは、非常に微妙であります。これは、今までの伸びとか、それからアンケート結果とか、そういったとこから推論していくしかない。いろいろの関係者の方ともお話をしながら整理をしていきたいというように思います。
 
○記者 
 保育士不足については。
 
○市長 
 今、申し上げたように、私も保育園の関係者の方とお話をする機会ってのは多いんですけども、やはり保育士が不足してるっていうことは言われて、結構保育園のスペースはあるのに子供たちを受け入れられないということがあるんです。そういう面では、この29年度予算で岡山市単独で給与の平均2%アップとか、そのほかもさまざまな事業を展開しておりますけど、それらがどうきいてくるかによるんだろうと思うんですが、今どこも減ってますよね、足んないですよね。だから、絶対数が足りてない面もあるんだろうと。だから、そういう面だともっと大きなシステムの変更が必要なのかもしれないし。ただ我々、できる範囲でとにかく全力で対応していきたいというように思っております。


会見する大森市長

○記者 
 先ほど待機児童は親たちの声ということは受けとめてらっしゃるというご発言があったんですが、それぞれの事情があって、保育園を利用したいという方々が、入園ができなくて待機児童となってしまった、こういった親たちにはどういうふうにお感じになってらっしゃいますか。
 
○市長 
 まずは申しわけないと思ってます、そこは。先ほど申し上げたように、待機児童を解消するのは我々の責任だというように思っております。特に点数が高くて、高いっていうことは、必要性が非常に高いっていうような保護者の皆さんのニーズにお応えできてないということもございます。来年度からその制度の変更などはやりますけれども、大きな面でいうとそれに対応できてないということで、私は本当に申しわけないなという思いであります。
 
○記者 
 現在の待機児童は、認可に入れたかどうかというところなんですけれども、岡山市、今回入園できなかった世帯に対して、認可外を利用したかなどの実態調査をされてらっしゃいますよね。実際にその1,400人の行方なんですけれども、認可外を利用して実際に保育を利用できたのはどうだっていう状況はつかめていますでしょうか。
 
○市長 
 3月末にアンケート調査をやった段階で、まだ今集まってきている段階でございます。その分析まではできておりません。申しわけありませんが。
 
○記者 
 ただ、一方で、1,400人のうちある程度の数が、もしかしたら認可外を利用することによって、認可としては利用ができなくても保育の受け皿として、子供たちを預けながらお父さん、お母さんが働いているという実態が浮かび上がるかもしれません。この800人という数字を見ると、近々に待機児童が解消できるっていう可能性は低いなと思わざるを得ないんですが、子供を社会で生み育てるっていう考え方からすると、この認可外でどのように利用したかっていう、その実態調査をきちっと把握して、そこの対策も加味していくことが必要かと考えるんですが、市長の現時点のお考えはどうでしょうか。
 
○市長 
 私も同じように考えています。ただ、800って数字は全力で対応していかなければならないと思いますけども、認可外の保育所に入っておられる状況もきちっと分析をする必要があるだろうと思ってます。
 やっぱり何を差しおいても、保護者の皆さんの最も強いニーズ、これは推測でしかないですけど、安全・安心に子供を預けられるかどうかという点ではないかなというように思っているところであります。そういう面では我々のほうに登録をしていただいている認可外の登録保育施設などもございます。そういったところの保育がどうなっているのか、どうすべきなのか、そういったことを十分議論しながら、安全・安心に保育していただけるような環境づくりっていうのもちょっと考えてみたいというように思っております。
 
○記者 
 市長もその安全・安心な保育っていうのを重視されていらっしゃるということなんですけれども、今回の1,000人何がしの大きな拡大を見ますと、どうもそのマッチングがうまくいっていないという状況も見受けられます。冒頭の発言に保育コンシェルジュっていうお話もありましたが、そのマッチングのさらに充実を図るという意味では、どのような政策を図ろうとしているのか、改めて詳しく報告をお願いします。
 
○市長 
 今までも岡山っ子育成局の、そういう利用調整を担当している人たちとも話をしており、懸命にやっているという認識は持っているところであります。
 ただ、それをより充実するために市全体で10名を保育コンシェルジュ(保育利用者支援員)として配置しています(本庁2名、各福祉事務所8名)。また、今年から事務処理補助要員として任期付職員2名を本庁に配置しており、こういう体制の中で、より充実した寄り添い機能を強化していくというように考えているところであります。
 
○記者 
 話を変えさせていただくんですが、サンノゼのほうですが、改めましてシリコンバレーの首都と言われるサンノゼ市、あのあたりの印象と、あと両市に共通するような課題、あるいは今後の市長の施政方針において刺激を受けたことや、あるいは何か見えてきたものが何かございましたらお願いできますでしょうか。
 
○市長 
 サンノゼ市の方と市長を含めて話をしている中でよく言われた言葉が、アイゼンハワー大統領がこういう姉妹都市の縁組を促進されたと、岡山とサンノゼは、サンノゼにとってということになるんでしょうが、全米で3番目だと、これだけの歴史のある交流というのを大切にしたいと、これは非常に私も同感だと。
 それから、リカルド市長がよく言ってたのは、サンノゼと岡山って同じだねっていう。同じという意味を聞いたら、やはり成長している、彼らも数字で物を見ているところがあるんでしょうが、当初締結したときの人口が確か岡山市が26万、サンノゼが20万、今岡山市は72万の政令市になり、彼らは100万を超えている。そういう面で、お互い成長しているということで認識を持っていました。そういう面では我々のほうもどんどん産業面等々で活躍しているというような認識を示していただいたところであります。
 しかしながら、課題というところで見ると、彼らの口から出たのは、急激な拡大で住宅の建設が追いついてない、それからやっぱりサンノゼはそうでもないんだけどもという注釈つきで、やっぱりホームレスとか、ああいう貧富の差が激しくなっていると。それに対して岡山市さんはどうですかっていう話をされたところ、今の子育ての話だとか、教育の話などが出て、そこはちょっと食い違っているところもあったなという感じがしました。
 しかしながら、あともう一つ、これは見た目でもあるんですけど、LRTが非常に発達していますよね。これまちなかを含めて周辺部も。サンノゼ自身はサンフランシスコなどに比べると、公共交通の必要性というか利用度はそれほど高くはないというふうに言われているんですが、そういうサンノゼ市でさえ、ああいう公共交通に十分力を入れているなと。当然という感じでしたけどね。そういうような感じがありました。我々も泊まったホテルからすぐそばがそういう路面電車の場所でありましたし、そういうまちづくりにおいて参考になる場面はあったというように思っております。


会見する大森市長

○記者 
 待機児童へ戻るんですけども、市長、拡大された受け皿の枠の利用がおおむね7割と若干ギャップがあるということで、今後拡大する枠のターゲットというんでしょうか、認可で見れば大体9割ぐらい利用があって、認可外だったら3割切るぐらいですけれども、そのターゲットの軌道修正というか、このあたり何かお考えがあればお願いしたいと思います。
 
○市長 
 前のご質問と同じような答えになっちゃうんですけど、単なる受け皿をつくればいいということではないというのはよくわかりました、そういう面では。当然ながらそれに伴う人的な配置等々が必要になってくるわけであります。それらを加味しながら政策を打っていかなければならない。とりあえずは29年度、もう政策を打っているわけでありますが、それの効き目とかそういうのを見ながら次の政策の判断をしていかなければならないなというように思っております。
 
○記者 
 就学前児童数に占める入園申し込み児童数の割合、これ岡山は他都市に比べると高いほうなんですか。
 
○市長 
 他の都市に比べて高い。この高さっていうのは、月48時間、ほかの都市は60時間ぐらい。必要ならば直接担当に確かめていただきたいんですが、保育園に入園できる資格みたいなのがあるんです、親の資格。そこで労働時間、働いている時間が何時間以上じゃなければだめだっていう、そういうのがありまして、岡山市の場合はそこが結構緩やか、今、月48時間ということになってますんで、1週間でいくと10時間とか、そういうオーダーからできるようになってますので、割合的には多くなっております。
 
○記者 
 女性が活躍をしようと思って、実際に子供さんを保育所に預けようと思われているという方がほとんどかなと思うんですけども、そういった中で、全員が全員ではなくて、結局待機児童が849人が出てしまったということで、まちへの影響、市の発展のために影響はどのように出ているかなと思われるのか。
 
○市長 
 一言で言うと、だから申しわけないですね。本来であれば、この849人の方、もっと言えば待機児童ではない定義の中に入ってくる人も、うまく入園さえできれば、そこは仕事につくことができるということであります。そういう面では、これは女性が活躍するっていう一つのキャリアにもなってくるわけですから、そういう整備というのは行政の責任だというように思っております。少なくとも待機児童の解消についてはですね。私が市長になってから猛烈にやっているんですけどね、なかなか追いつかないということで、そこは申しわけないと思いますが、これからも今のような政策で、今の市政の最重要課題の一つとしてやらせていただきたいと思います。
 
○記者 
 残念ながら日本遺産のほうが外してしまいましたけれども、今後の対応は市長はどのようにお考えでしょうか。
 
○市長 
 吉備のね、残念だったんですけど、私はでも岡山市にとってみると、もちろん後楽園、岡山城、そして池田家、津田永忠さんたちのこういうものと同時に、やっぱり吉備、桃太郎伝説も一つの大きな観光資源、また我々の誇りとなる、こういう歴史資源なんだろうというように思っております。そういう面では、私としてはまだ正式な意思決定にはなってないと思いますけれども、私としては今後もこの日本遺産申請っていうのを続けていくべく議論していきたいというように思っております。
 
○記者 
 CLT、真庭市が先日、CLTでこども園を整備して着工したばかりなんですけれども、岡山市はそれに続いて早速これをつくると。連携中枢都市圏のアピールになるとか、さまざまな狙いがあるかと思うんですが、この施設、どういうふうな施設になればいいなというのを期待していらっしゃいますか。
 
○市長 
 連携中枢都市圏の関係、そしてこういうCLT工法ができるようになったことというようなことで、これはたしか議会質問で私のほうから検討させていただきますと、このCLTの活用についてということを申し上げました。それから、都市整備局を中心として大分議論をさせていただいたんですが、1つはやっぱり鉄骨づくりの代替性っていうのは非常に大きいと。これは強度、経費という面でほぼ同じだと。じゃあ、このCLTを使うことによって何がプラスになるんだろうかっていうことになると、やはり木のぬくもりとか、そういうことを感じて子供たちが遊んでいく、こういったことができるっていうのは、私はいいことではないかなというように思います。そうやってとりあえず見つけてくれたのが、この錦と妹尾だったわけであります。私はできるだけこれからもこれにふさわしいものがあれば、多くの公共施設をCLTに持っていければというように思っております。


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