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平成29年2月16日市長記者会見

平成29年2月16日市長記者会見議題

  • 平成29年度当初予算(案)について
  • 「桃太郎のまちおかやま」のロゴマーク追加について
     

平成29年2月16日市長記者会見資料

市長記者会見動画その1

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市長記者会見動画その2

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市長記者会見動画その3

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平成29年度当初予算(案)について

会見する大森市長

 皆さん、おはようございます。それでは29年度の当初予算案について、大要を申し上げます。
 昨年度、第六次総合計画長期構想を策定いたしました。今年度はその初年度として、岡山芸術交流や様々な催しなどの動きが増え、多くの市民が参加してくれるようになったことで、市全体が活気にあふれ、勢いが生まれてきていると実感しているところです。この勢いをさらに確かなものにしていきたいと考えております。
 この2月議会には、長期構想の実現に向けた前期中期計画案をお諮りすることとしておりますが、これにより、長期構想に掲げる「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」という基本目標とともに、経済・交流都市、子育て・教育都市、また、健康福祉・環境都市という3つの将来都市像の実現を目指した本格的な取組が始まってまいります。
 その一方で、現状の岡山市を見てみると、待機児童の問題、また学力向上と問題行動等の解消といった教育の問題など、喫緊の重要課題が山積しているところです。
 さらには、中心市街地だけではなく地域の振興・活性化と交流の促進、また重点分野を中心とした企業立地促進などの産業振興、そして都市ブランドの確立やインバウンドの推進、都市間競争を勝ち抜くコンベンション誘致対策など、取り組むべき課題も多く存在しております。
 このような状況から、平成29年度当初予算案は岡山市固有の強みや特性を最大限に生かしながら、「子ども・子育て」「教育」「地域振興」「産業・観光」などの分野における現状の課題に全力で取り組むことで、未来の岡山市を担う人材を育み、豊かで活力ある都市づくりにつながる政策に重点を置いて編成したところでございます。
 そういう意味から、今回の予算を「未来への飛躍予算」と呼ばせていただきたいと思っております。
 それでは、概要について申し上げます。
 「当初予算(案)のポイント」1ページをご覧いただきたいと思います。
 一般会計に特別・事業会計を合わせた予算総額は、5,808億円となりまして、対前年度で311億円、5.7%の増加となっております。7年連続の増加でございます。
 一般会計の予算額は3,144億円、対前年度比で301億円、10.6%増となり、初めて3,000億円を超えました。これにつきましては、県費教職員の給与等の負担約324億円が県から市に移ることによるものですが、これを除いたベースで比較しますと、対前年度比でマイナス24億円、マイナス0.8%となりますが、これは臨時福祉給付金や学校耐震改修整備事業の予算の前倒しを行ったところであり、この2つを合わせると60億円ございます。それを足してみると、所要額はきっちりと確保できていると考えております。
 歳入は、財政運営の根幹をなす市税収入が、景気回復による個人所得の増や家屋の新増築の増により、対前年度比17億円増、また県費負担教職員給与等の移譲などに伴い、譲与税・交付金が120億円、地方交付税が74億円、国・県支出金が62億円と、それぞれ増となっています。
 歳出では、先ほど申し上げましたように、県費負担教職員給与等の移譲などに伴い、人件費が322億円の増となっております。扶助費及び繰出金は、合わせて8億円増となっており、これは臨時福祉給付金29億円が予算前倒しによる減となったものの、一方で子ども子育て関係経費や高齢化に伴う保険医療特別会計への操出金の増などによるものでございます。
 平成29年度の予算編成に当たっては、景気の回復を受けた税収の伸びなどの財源により、子ども子育て支援や教育の振興などに積極的に予算を確保しておりますが、高齢化に伴う社会保障関係経費の増高などへの対応もあり、基金から59億円の取り崩しを行っております。これについては、ポイントの2ページ目をご覧ください。
 昨年度の予算編成では、56億円の取り崩しを行っているところです。老朽化施設の更新や再整備など、今後の財政需要に備えて、平成27年度決算剰余金などを着実に基金に積み立てたことにより、平成29年度当初予算編成で59億円を取り崩しても、編成後基金残高は287億円で、前年同期の基金残高272億円に比べて15億円増加させることができております。
 また、下の表、市債残高の推移を見ていただきますと、後年度に全額が交付税算入される臨時財政対策債などにより増加傾向にはありますが、それを除いた通常分では学校耐震改修整備事業の予算前倒しによって、市債借入額は158億円と、前年度に比べ19億円の減となっており、また市債の残高でも平成29年度当初で1,584億円と、対前年度比で13億円の減となっております。
 今、2つ申し上げましたけれども、1つは基金残高が伸びているということ、それから市債の発行、そして残高が減ってきている。こういったことから、私は財政の健全性というのは十分確保できていると思っているところです。岡山に住む子どもたちに、将来的なことで困ることがないように、財政の健全性はきちっと考えていかなければならないということは果たせたのではないかなと思っております。
 ただ、今後の財政運営を考えたときに、いろいろなシミュレーションをやっていかないといけないわけですが、社会保障関係経費や老朽化施設が多くなっているということから、また平成30年度からは公債費が増加に転じるという見込みもございます。このような状況に対応していくためには、事業の選択と集中、そしてムダの排除、歳入確保策や有利な財源の活用などを行い、将来世代に負担を先送りすることなく、基金残高を一定程度に保ちながら、財政運営の健全性を確保した上で活力あるまちづくりを行い、市民福祉の向上を図っていかなければならないと思っております。


会見する大森市長

 では、新年度の主な政策について申し上げます。3ページをご覧ください。
 まずは「子ども・子育て」です。別添資料の1枚目「平成29年度の待機児童対策を中心とした保育施策」をご覧ください。
 昨年4月の待機児童729人を受けて、平成29年4月の新たな受け皿確保については、私立保育園の新増設による定員増や、公立幼稚園の余裕教室を活用した一時預かり事業、地域型保育事業の導入促進などにより、目標としていた800人に対して、先だって919人の受け入れ枠を確保したと発表いたしましたが、企業主導型保育事業が拡大したということもございまして、さらに19人増えました。938人の受け入れ枠を確保できる見込みとなりました。
 しかし、一方で入園を希望する児童数は一次申込の時点で昨年より693人多い過去最高の17,011人となり、待機児童・未入園児童の解消は難しい状況です。こうした状況を受け、来年度の上半期には、私立幼稚園の余裕教室等を活用した緊急一時預かり事業の開始により40人程度、また地域型保育事業の拡大により30人程度の受け入れ枠を新たに確保するほか、私立幼稚園の預かり保育や一定の基準を満たす認可外保育施設に対して支援を行うことにより、保護者が安心して子どもを預けられる環境の整備を進めながら、一層の受け皿の拡大に努めてまいりたいと思っております。これら、来年度上半期の受け皿拡大については、詳細が固まり次第、改めてお示ししたいと思います。
 さらに、平成30年度に向けては、私立保育園の整備や認可保育園の移行支援等を進めていきます。
 また、保育の受け入れ枠拡大に関連して問題となる保育士不足への対策として、保育士・保育所支援センターを中心として、潜在保育士の再就職支援を行うとともに、保育士の処遇改善に向けた国の取組に加え、市内民間保育士の賃金上乗せを図るための補助を岡山市単独で実施いたします。
 子育て世代の負担軽減につきましては、子育ての負担感が多いと思われる所得の低い階層を中心に、保育利用者のおよそ8割の子どもが対象となる保育料の軽減を行います。
 ざっと読み上げたので分かりにくかったのではないかと思うんですが、ちょっと説明をさせていただきます。
 昨年4月に待機児童の定義を変えさせていただきました。岡山の生活実態に合わせた形で待機児童をカウントさせてもらう。ここは何度かお話し申し上げましたから省略いたしますが、そこで待機児童729人という数字が昨年4月に出ていました。したがって、私は800人以上の受け入れ枠を確保するように頑張ってみますと申し上げた。それが今の段階では、今年4月に938人まで受け入れ枠は確保できました。内訳はここにあるとおりです。
 そうすると、今、一次申込段階では、昨年4月に比べて693人多くの方が申込を希望されております。693人と729人合わせるだけでも1,300人を超えます。未入園児童としている人数を単純に足すと、2,000人というオーダーになってくるわけです。
 したがって、この938人を加えただけでは、なかなか待機児童の解消は難しいという面があるわけです。一次の段階での申込の様子、そしてその前にアンケートも実施しているのですが、やっぱり保護者のことを考えていくと、何とか緊急に対応していかなければならないということで、通常であれば、それぞれの保育園に定員よりももう少し取ってほしいとか、そういうお願いはずっとしていました。それは今年も、来年度もやっていかなければならないと思うんですが、それだけではなくて、我々としてはいくつかのことをやっていこうと考えたわけです。
 私立幼稚園の空き教室を活用して、そこで待機児童・未入園児童に保育をしていただく、この事業が今、大体イメージできているのが40名です。そして、地域型保育についても30人ぐらいは大丈夫。そして、これはあまり耳慣れない言葉だと思うのですが、認可外施設の中の登録保育施設。一言で言うと、保育士が通常の認可保育園を1とした場合に3分の1以上いる、それが要件になっているわけですが、ここの整備充実です。
 この具体的な意味は、我々の今のイメージですけれども、企業主導型保育というのは今回待機児童数から抜いている、それは国の基準としてそうなっているんですが、そこには保育士が常に2分の1はいるという状況です。したがって、登録保育施設にも2分の1は常にいていただくと、お父さんお母さんも安心してそこに預けられるんではないか。この登録保育施設、今33施設あるんですが、どこが該当していくかということを我々として具体的に検討し、話し合っていかなきゃいかん。一定の予算をつぎ込んで、子どもを預けても本当に安心していただける、そういったところに、お子さんを預けてもらう。こういう試みをやらせていただいたらどうだろうか。
 もう1つは、私立幼稚園の預かり保育等の充実。分かりづらいと思うんですが、通常の幼稚園も、例えば幼児教育が終わったあと、いろいろな都合で夕方とか、子どもを預かってもらう。それを新しく、待機児童・未入園児童の方もそこに行っていただいて、同じように預かっていただけるような、そういうシステムができないだろうかということを考えているところです。
 ここでも、「上半期」という表現で、我々、自分で自分の首を絞めているところもあるんですが、とにかく早くお母さんお父さんたちに具体のイメージをお渡しする必要があるだろうということで、上半期に今申し上げたようなことを整備して、子どもを受け入れていただくような、そういう施設整備を考えています。
 次は皆さん方からも多く出てきた保育士の問題です。児童6.4人に1人という試算でいきますと、未入園児童を解消するためには200人の保育士の方が足らない。今の施設でももうちょっと余裕がある。しかしながら、保育士がいない。だから、これ以上の受け入れができないとおっしゃっているところがあるわけです。やはり、岡山は相当、保育士が足りなくなっている、それだけは間違いありません。
 今回は、国も2%上乗せをしていただきました。岡山市もあわせて、2%上乗せをさせていただいて、保育士の確保に努めたい。
 これらの事業ですけれども、今回、相当、重点を置いてやらせていただいたのですが、大きく言うと、やはり今、需給ギャップというか、なかなか保育ニーズに追いついていない。率直に言うと、そういうところがあります。したがって、その保育ニーズに追いつくのを、できるだけ早くやっていこうと思っておりまして、そういうニーズギャップを解消するまで、できれば「子ども・子育て支援事業計画」の終期まで、いわゆる時限として、これらの事業、ずっと続くような保育料の問題もありますけど、今言った需給ギャップを何とかするというのを緊急に、29、30、31の3年間でやっていきたいと思っている次第でございます。
 子ども・子育て関係でございますが、次に、児童クラブの質と量の拡充。放課後児童クラブの運営に必要な人材確保を進めるとともに、施設整備を推進していきたいと思います。
 次に、困難を抱える子ども・家庭への支援でございます。昨年、子ども貧困対策推進本部を設置して、市を挙げて取り組むこととしておりますが、子どもが貧困に陥る前の対策が重要ということで、子どもの変化に目が届きやすい学校での相談支援機能を強化、スクールソーシャルワーカー化し、困難を抱える子どもや家庭の早期発見、早期支援に取り組んでいきます。


会見する大森市長

 次に教育です。別添資料の2枚目、岡山市教育大綱の「目標実現に向けた学力向上の推進」をご覧ください。
 先般、総合教育会議での多岐にわたる議論を通じて、岡山市の教育施策目標や方針を定める岡山市教育大綱を策定し、平成32年度までの4年間の大綱における施策の目標として、「学力の向上」「問題行動等の防止及び解決」の2つを掲げることといたしました。
 その中で、特に学力向上に向けての取組ですが、全国学力学習状況調査に加え、岡山市独自の学力調査である学力アセスを実施することにより、小学校4年から中学校3年までの期間を通じて、生徒一人ひとりが自分の弱点を把握し、教員の指導の下、その克服に向けて取り組むシステムを構築するとともに、生徒が自主的に学習を進めることができる「自主学習ソフト」を全中学校に導入します。また、平成32年度からの小学校での英語授業開始や、平成31年度からの全国学力学習状況調査への英語科の導入も視野に入れながら、小中学校の英語授業の充実を図るため、外国語指導助手の配置を拡充するとともに、英語力を測る民間検定試験をモデル的に導入します。
 さらに、おかやまっ子チャレンジアッププロジェクトとして、中学校区ごとの児童・生徒自らが、学力向上や地域協働の取組を企画・実践し発表することにより、子どもたちの意欲の向上を図ります。
 一方で、小規模校における学習環境の充実を図るため、来年度、複式学級編成の対象となる小学校8校にICT機器を導入し、他校の生徒と意見を交わしたり、海外で活躍する人や専門家と直接会話できる環境をつくるほか、タブレット端末を活用して、他校の生徒の考えや映像などの情報を得やすくすることで、生徒の社会性の発達やコミュニケーション能力の向上を図ります。
 これも少し分かりにくいんじゃないかと思いますが。これは、各学年で全国の学力調査と、そして、岡山市独自の学力アセスを実施するわけですね。例えば中学生で、4年からずっとやってきていて、数学がちょっと苦手だなと。数学の中でも、例えば、図形、幾何があまり得意じゃないという人がいると、そこは先生の指導の下、幾何系で基礎編、通常編、応用編という3つぐらいのカテゴリーがあるらしいけれども、「基礎編のこういうところをやったらいいんじゃないか」と、自動的にそういう問題が出てきたり、先生も長いタームで、担任が替わってもその人の履歴をずっと持って指導をしていく。そしてその人に合った問題を提供していく。また子どもたちも、自分でそのソフトを使えば自分に合った問題が出てくるというようなことをやっていって、学力向上を目指していこうということです。
 これは、私も聞いていると非常にすばらしいんじゃないかなと思います。そこに教育委員会の指導課長がいますが、彼が中心でやっているものです。
 次は、地域の振興、最初の資料の3ページ目でございます。
 中心市街地の活性化やにぎわい創出を行うとともに、地域の実情に応じた振興対策や安全安心の確保、地域の利便性の向上などを推進していきます。
 まずは、用水路等の安全対策として、今年度実施した一斉点検により把握した転落危険箇所について、緊急的な整備を行うため、前年度より予算を1億円増額し、緊急性の高い箇所について集中的に対策を実施します。
 次に、新たな生活交通の確保として、昨年11月に迫川地区でデマンド型乗合タクシーの試験運行を開始しましたが、その他の公共交通利用が不便な地域を対象に、生活交通の導入に向けた検討を進めます。
 次に、地域おこし協力隊の導入地域の拡大ということで、地域の実情を踏まえながら協議を進め、新たな導入地域の拡大を図ってまいります。
 次に、コミュニティ活動の推進ですが、町内会等から声を聞く中で、行事などに必要な備品の更新・修繕に対する助成制度を創設し、地域住民の交流促進や連帯感を醸成し、コミュニティの維持・発展を図ってまいります。
 次に、県庁通りですが、社会実験の成果も踏まえ、地元関係者と協議を重ねながら、一車線化に向けた詳細設計を行って参りたいと考えております。
 路面電車の岡山駅前広場への乗入れ調査・検討ですが、引き続き、環境影響調査や基本計画案のとりまとめを行う予定としております。
 次に「産業・観光」でございます。
 岡山市は優れた立地条件や都市機能の集積といった拠点性を有しており、それらを生かした産業振興や企業立地の推進、また、固有の地域資源を生かした観光・交流の促進や都市ブランドの確立に取り組む必要があります。
 まず、企業立地補助金の拡充でございますが、今後成長が見込まれる重点分野の工場・研究所等の企業立地を推進するため、企業立地促進奨励金の補助率及び人材確保奨励金を拡充します。また、既存工場・研究所等の拠点強化や機能強化を促進するため、再投資・拠点強化促進奨励金を新たに設けます。
 次に、創業しやすい環境づくりの推進ということで、岡山駅前に、起業家やベンチャー企業が集う合同発表会等を行う場を設けまして、事業化へ向け金融機関などとのマッチングを支援するなど、起業家やベンチャー企業が創業しやすい環境づくりを推進します。
 次に、観光の振興では、これまで以上に様々な国内外からのコンベンション誘致を推進するため、開催補助金を拡充します。また、再建50周年を迎えた岡山城の新たな活用による魅力アップ、桃太郎を活用した国内外に向けた効果的なプロモーションの展開などに取り組んでまいります。
 次に、その他でございますが、来年度の新たな取組として、まず、新しい文化芸術施設の整備ですが、施設整備計画について、引き続き再開発事業者と協議を進めながら、ソフト面について、新しい文化芸術の拠点にふさわしい機能を有する施設となるよう、市民の皆さま等の意見も聞きながら、管理運営基本計画を策定してまいります。
 次に、高齢者の見守りですが、一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が急増する中、日常的な見守り支援を受けることができ、適切な介護予防へつなげられるよう「つながりキーホルダー」事業をモデル実施します。
 項目としては最後になりますが、オリンピック・パラリンピック等の事前キャンプ誘致の推進ということで、岡山市のスポーツ振興、シティプロモーション等を促進するため、事前キャンプの誘致を進めるとともに、ブルガリア共和国を相手国としたホストタウンとして、交流事業を展開します。
 このほか、健康寿命の延伸や医療福祉連携の推進、総合的な公共交通政策、歴史・文化・スポーツの振興、浸水対策などの地域防災対策などにも重点を置いて、予算を編成しております。
 最後に今回の予算編成における市長査定項目でございますが、お手元の平成29年度当初予算概要の35ページに一覧を掲載しております。先ほど説明いたしました各分野の事業を中心に、要求には上がっていないもので直面する課題への対応を踏まえ、市長判断で新規に計上、または増額を行ったものでございます。
 主なものとしては、先ほど言った、子ども・子育て系が今回は非常に多くなっております。教育は先ほどの「自主学習ソフト」の導入などでございます。地域の振興では、用水路等の安全対策について緊急整備期間を2年に短縮するための予算増額。また、コミュニティ活動推進に係る備品等への新たな助成、産業・観光では企業立地の促進やコンベンション誘致対策の補助拡充などとなっています。
 私の印象ですが、今回は、特に喫緊の課題に対応するということもあって、メリハリのある予算になったのではないかと思っているところです。
 また、予算編成過程の見える化につきましては、詳細を別紙1、別紙2の添付資料でお示ししております。


「桃太郎のまちおかやま」のロゴマーク追加について

 最後に、案件ではありませんが、「桃太郎のまち岡山」の新たなロゴマークについてです。今までもロゴマークはあったわけですが、今回、長期構想が目指す都市づくりの基本目標として「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」が掲げられております。これに対して、昨年大学生たちから、特に躍動感を表現するロゴマークを作成してはどうかという提言が寄せられました。その趣旨も生かしながら、桃から生まれた桃太郎ということで、桃がパカッと割れて、誕生し、成長し、躍動することを表現したロゴマークを使用することといたしました。今後、まちづくりの基本目標を象徴するロゴマークとして、市役所内外を問わず、積極的に活用していただきたいと思っております。
 従来のマークの作成者は、岡山大学大学院の橋ケ谷教授によるものだったんですが、これも橋ヶ谷教授のデザインによるもので、また、後ろに出てきているようなはんこタイプのものもあわせてラインナップしたということでございます。

質疑応答

○記者
 今回、市長にとっては1期目最後の当初予算編成ということですが、この仕上がりに対する出来といいますか、どういうご印象をお持ちなんでしょうか。
 
○市長
 率直に言って、従来から言っている、最後のところに実を付けなきゃいかん、昨年の勢いを継続する、そこはそのとおりでして、昨年の芸術交流とか岡山マラソン、様々なコンベンションで岡山は相当勢いが付いた。それを継続していこう、産業・観光、地域の振興、そういったこともやっていこうというのが、一方であることは事実です。
 あることは事実ですが、もう1つの要素として、昨年、待機児童の定義を変更させてもらいました。そうしてみると、多くの保護者の皆さんが、子ども・子育てでご苦労されている様子というのもよく分かった。より一層、明確な形になったということもございます。総合教育会議も12回開き、これほど開いているところはあまりないんじゃないかと私は思っているんですけれども。
 こういう中で、いろいろな問題が浮き彫りになっています。そういったものに、とにかく的確に対応していかなきゃいかん。こういう要素も強かったということでして、1期目の起承転結の「結」の部分であることは、1つは事実なんですけれども、それと同時にやはり、今の岡山が抱えている課題、これを何とかしなきゃという意識が強かったというのが、率直な感じです。
 
○記者
 その思いを十分反映できた予算ですか。
 
○市長
 はい。思いは、今の段階では十分反映できたと思います。
 先ほども申し上げましたが、登録保育施設33施設の中での詳しい状況も、担当のほうも毎年連絡は取らせていただいているものの、完全に理解しているわけではありません。保育士もまだまだ足りない中で、果たしてどういう結論になっていくのか、見えないところがあることは事実です。予算においては、私はある程度やれたとは思いますが、現実にこれをどうやって具体的な果実に結びつけていけるのか。そこについては、これからの話だろうと思います。
 ただ、私はそういう面で担当にはよくやっていただいたと思います。これは子育て、教育委員会だけにとどまらないところですが、産業振興も地域振興に関してのものも、いろんなところで今回の予算編成というのは、私は4年間の中で最も議論が順調にできたのではないかと思っているところです。財政局を中心として、本当によくやってくれたと思います。予算としては、私はできる限りのことができたと思っています。
 
○記者
 市長はこれまで、中心市街地の活性化を重点施策においてきた気がするのですが、今回の重点施策の中で地域振興という言葉を使われた思いを教えてください。
 
○市長
 中心市街地の活性化というのは、私はこれからも必要不可欠だろうと思っています。やはり、岡山のまちというのは中心市街地に様々な市民の方が来て、高度な商業施設、医療施設、いろんなものを利用しながら歩いて楽しくなるような場所にしていくのは必須だろうと思っております。そういう面では、まだまだ道半ば、2割、3割のところかもしれませんが、一定のものはこの4年間を通してできつつあるのではないかと思っているところです。
 一方、各地域の様々な施策に関しても、私自身はいろいろ手を打ってきたつもりですが、例えば市議会の各会派と話をしていると、まだまだそこは十分ではないのではないかというお話もございます。そして、私が各地域の方々と話をするときも、そういった声を聞くわけです。
 バランスある整備は当然必要なわけですが、今回は、施策についても、コミュニティの中でいろいろ困っておられるところを何とかできないかということで1,000万円の市長査定として新規に事業を興したり、そのほかにもいくつかありますが、そういったことをしながらバランス感をとっていかなければという思いがあって、こういう表現にさせていただいたということです。
 
○記者
 待機児童の件で、今回、市長査定でもかなり上乗せをされたということですが、4月1日の解消が難しいという見通しの中で、改めて市長のお考えと意気込みをお聞かせください。
 もう1点、保育士の処遇改善には確実に保育士に届く仕組みづくりが欠かせないと思うんですが、そのあたり、現時点でどういうふうにお考えなのかお聞かせください。
 
○市長
 まずは、ここでも申し上げたことがあると思いますが、保護者の皆さんが保育園に入れたいと手を挙げていただくこと自身、決して悪いことではなくて、やはりそういうことをどしどしやっていただき、女性が活躍する場づくりに我々として最大限、支援をしていかなければいけないと思っております。当然ながら、経済効果も出てきますし、ご両親、保護者にとっても、非正規が多くなっている中で、必要不可欠の部分もございます。我々として、そういうニーズが表に出てきている、顕在化しているということは決して悪いことではないと思っているところです。
 では、本当に我々がそのニーズに追いつけているかというところで、昨年の729という数字も、私自身は驚いたのです。岡山っ子育成局と相談して、これはやっぱりできるだけ解消の方向で動かなければいけないぞといって800人以上の受け皿、そして水面下ではそれよりも多く、まだニーズは拡大するかもしれないということで、受け入れの掘り起こしに努めてきた。それが今、938という数字に表れているわけです。
 それでも足りない。間違いなく足りない。となると、我々としてはやれることをやろうじゃないかというのがここ(上半期の受入枠拡大に向けた取組)なんです。とりあえず、やれることをやろうではないかと。やれることをやろうじゃないかとずいぶん議論しましたが、ずいぶん前からそれができていたかというところには、若干の問題があることはあるのです。登録保育施設の実態が完全に分かっているわけではないとか。だけど、やることをやろうということで、とりあえず動こう。明日から動こう、今日から動こうという精神でやっているので、私としては、もうやれることを全力で最大限やっていく以外はありません。
 次に、処遇改善をしたから、本当にそれが保育士に届くのかというご指摘は、本当にそのとおりです。それは我が岡山市が単費でやる2%だけではなくて、国から来る2%も同じで、毎年こうやって上がってくる話も同じなのです。そこは、できるだけミシン目というか、処遇部分とそれ以外の部分はミシン目を付けて、ちゃんと処遇が改善されたことが分かるようにしていこうということで既に動いているわけです。
 ただ、ご指摘のような点を危惧される方も多い。それについては、この単費の2%、国費の2%、こういったものが保育士にきちっと行き渡るように、これからももう少し制度的に何ができるか検討していきたいと思います。
 
○記者
 観光振興で、桃太郎をキーワードにした取組が強化されるのではないかと思いますが、ここに対する意気込みをお願いします。
 
○市長
 岡山で全国の人が知っていることは何だろう。モモですか、マスカットですか、後楽園ですか。やっぱり桃太郎ではないかというのが、去年の総合計画をつくっていたときの、皆さんの共通なのです。したがって桃太郎。
 桃太郎で何をしていくかということですが、一番端的に言うと、総社・倉敷・赤磐などとともに、日本遺産の申請もやっていきます。日本遺産の申請は1つ、シンボリックなもので、よいことはよいのですが、具体的にどうしていくかということもやっていかなければいけない。
 桃太郎の原型になった吉備豪族の話もあります。今、あさのあつこさんに吉備の話も文章化してもらっているんです。私、3編のうち1編を読みましたけれども、吉備の歴史に人の営みが入ったもので、作家はすごいなと思いました。そういうものをこれから皆さんに流布するような動きをしていかなければならないと思います。
 そのほかにも、岡山城再建50周年、そういったところも絡めながら、桃太郎について経済局はいろんなアイデアを出しています。私もいろんなアイデアは聞いているんですが、財政局もなかなか厳しいのでどこまで査定したのかよく分からないところがありますから。ここで不用意なことを言ったら「それは査定してゼロになっている」と言われると私も困るので、経済局長に聞いていただければ、面白いアイデアをどんどん出していましたので。
 ちょっと、話が違うかも分かりませんが、民間の調査機関が去年、魅力度とか、情報発信とか、情報接触度とか、地域資源とか、1,000以上の自治体のランキングを出しているんです。地域資源というのは、歴史・文化、モノ・サービスというカテゴリーでやっているんですが、一気に100位上がっているんです。だから、やはり発信することによって、どんどん岡山の魅力が増してくる。そういうことをやっていきたいと思っています。
 
○記者
 市債残高について、通常債が減少傾向にあることを前提としているわけですが、臨時財政対策債が年々増加傾向にあるという点でどうお考えでしょうか。
 
○市長
 私は基本的には、臨財債も減少傾向にもっていくべきだと思いますよ。臨財債に対しては、全額、国で補てんしてくれることになっているわけですが、現在の国の財政状況等々を見ると、私としては臨財債はできるだけ減少にもっていってもらいたいと思っています。そういう面では、指定都市の20都市の首長さん全員がそういう思いです。
 私も一昨年、超党派の人たちに指定都市を代表して臨財債の話を申し上げたことがあります。この臨財債についての問題はよく理解しているつもりですが、国のほうには訴えていきたいと思っています。
 
○記者
 臨財債が増加することに伴って市債残高全体も一応、増加傾向にあるのですが、これを踏まえても、財政は健全に確保されていると判断される根拠をもう少しお願いします。
 
○市長
 臨財債自身は、全額国の補てんというのが前提となっているわけですから、そこを市の税金で補てんしていくという話ではないでしょうからね。そういう面では通常分を見ていけばいいのではないかと、私は思いますけど。
 
○記者
 待機児童といいますか、保育施策で、事業計画が3年間。希望とすれば、3年間をもって待機児童は解消したい、または解消を目指すというお考えでしょうか。
 
○市長
 もちろん、イエスかノーかで言えばイエスなんですけど、今年の1次募集だけで693人増えましたよね。あと2次調整分をやっていますが、そこでも若干の増加傾向にあると聞いているのです。どこまでニーズが増えていくのかにもよると思いますが、私としては、これは早急に解消していかなければならないと思っております。
 この緊急事業の時限措置で3年という形にさせていただいたことをご質問されているとすれば、我々としてはこの3年間で、とにかくやることだけはやっていこうという思いです。ただ、需給ギャップが解消したときまで、今のこの措置を続けていくかどうかについては、そこは立ち止まって考えなければいけない。
 この需給ギャップが、今のような状況がずっと続いているとすれば、この時限も延ばさざるを得ないかもしれない。そういう状況だろうと思います。
 
○記者
 3年間は打ち出された緊急対策、これに取り組んでいくという理解でいいですか。
 
○市長
 予算というのは、各年で考えていかなければなりません。したがって、来年度、再来年度の予算、その次の予算というのは、そのときの状況に応じて、私は判断していくべきものだと思います。ただ、こういうものは、1回予算をセットするとずっと半永久的になってしまう場合がある。それを防止するためにも、これは需給ギャップの解消のためにやっているのですよということを市民の皆さん方にお知らせをしておく必要がある。そういう意味で時限措置だと申し上げているところです。

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