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平成28年6月2日市長記者会見

平成28年6月2日市長記者会見要旨

議題

  • 新しい文化芸術施設の整備について

新しい文化芸術施設の整備について

 皆さん、おはようございます。今日は新しい文化芸術施設の整備についてお話を申し上げたいと思います。
 新しい文化芸術施設の整備につきましては、千日前地区市街地再開発事業地にて実施することにいたしました。理由ですが、去る5月30日、千日前地区市街地再開発準備組合から提示された再開発事業への同意状況等の報告内容及び事実関係の確認を行い、平成33年度末までの施設整備完了が十分可能であると判断したからでございます。
 それでは、これから準備組合からの報告内容と、今回の判断の基となりました事由について述べさせていただきます。準備組合からの報告では、誘致推進同意率、準備組合の加入率といったほうが分かりやすいかもしれませんが、100%に向けて精力的に交渉を行い、数字としては85.4%で、41地権者のうち6者が未加入という状況ではありますが、新しい文化芸術施設の整備が予定されている再開発事業に反対している権利者は一人もいないことが、準備組合と権利者との交渉の過程で確認できております。
 詳細を確認したところ、未加入者のうち1者は事業協力の意向確認はできており、近いうちに合意が得られ、加入が見込める状況にございます。他の5者につきましても、現段階では事業計画が明確になっていないことや、将来的な住環境の変化への不安などから準備組合加入に至っておりませんが、事業実施の決定後は協議に協力する旨の意向が確認できている状況です。
 また、準備組合は都市再開発法等に基づいて遅滞なく事業を推進し、平成33年度末までに施設整備を完了させるよう最大限の努力を行うとしております。
 なお、万が一、平成33年度末までの施設整備完了が間に合わなくなる場合のことも考えておく必要があり、市と準備組合とで協議を重ね、市の財政運営に与える影響が生じた場合には、その対応について、両者で誠意を持って協議し決定するという内容でお互い了承しており、その旨を記載した協定書を締結することとしております。
 これらの様々な状況を総合的に勘案し、期限までの事業遂行は十分可能であるとの判断に至り、千日前地区において事業を実施することとしたものでございます。
 今後のスケジュールでございますが、準備組合においては今年度中の都市計画決定、平成29年度に組合設立及び事業計画認可、平成30年度には権利変換計画認可、平成31年秋ごろから建設工事に着手・着工し、平成33年度に整備完了の予定で事業を進めると聞いております。
 岡山市としては6月中を目途に基本計画を成案化し、その内容を盛り込んだ再開発事業者の計画・設計となるよう協議しながら進めていくとともに、再開発事業が円滑に進むように協力したいと考えております。

質疑応答

○記者
 地権者の数についての確認です。30日に組合が持ってこられたときは、数が明らかにならなかったですが、それ以降、変動があったのかどうか。この数字が5月31日現在でいいのかどうか。それと、数だけ見れば、去年の7月からあまり変わっていないので、恐らく今回のご判断の中で、市長自身も慎重にならざるを得ない面もあったのかなと思うんですが、この数をどう評価されているのか、教えていただけますか。
 
○市長
 まず、事実経過ですが、5月30日に組合が来られて報告をされたあと、1者、同意をするという旨の連絡があったと我々のほうに通知がありました。
 それから、そもそもの私たちの考え方を申し上げたいと思います。今日お配りしている参考資料は、昨年の7月16日にこの会見で述べた考え方ですが、我々は、やっぱり千日前に新しい文化芸術施設が整備されるのが望ましいと思っておりました。
 どういうことかというと、この72万の政令指定都市が、今どちらかというと駅周辺に人が集中しつつあるという状況であります。そういうことから、岡山の場合にはある程度、多極化構造ということを考えていかなければならないのではないかと思い、千日前が新しい施設整備の地として望ましいと思っていたわけです。
 しかしながら、平成33年までに作らなきゃならないというのは、我々の1つの至上命題としてあったわけです。これはなぜかというと、合併推進債という有利な財源を使えば、市の持ち出しが相当額小さくなるということで、ぜひとも33年度末に整備を完了させたいという気持ちがあり、それを表現したのが、ここの条件です。その1つが誘致推進同意率100%を求めるということで、それは、すべての方が同意していた方が、より早く進んでいけるということが当然であろうと思うからです。
 この資料の矢印の一番下を見ていただいたらお分かりのように、「平成28年5月に、上記条件が達成されたかどうかなどを勘案し」と書いております。私としては、100%の同意が一番望ましいとは思っておりました。しかしながら、ポイントは何と言っても、33年度にできるかどうかの判断でありました。そういう面では、今回まだ同意に至っていない方6者とも、この事業そのものに反対していないというのが非常に大きな要素となっておりまして、十分、33年度には到達できるだろうと。この6者が反対していないという客観的な状況把握ができれば、我々も行けるだろうと思った次第です。
 
○記者
 未加入の方6者の意向動向はどのように確認されたんですか。直接出向いて声を聞かれたんですか。

○市長
 我々が直接出向いたのではありません。私としては、組合から客観的な状況を我々に教えていただくというのが筋だろうと思っております。この6者が反対しているわけではないという旨を市役所に報告しましたよということを、それぞれ6者に文書で示していただき、その文面について確認を取っていただいた。そして、昨日の午後、この6者についての状況を我々に教えていただいたということで、今日の発表に至ったわけです。

○記者
 もう後楽館跡地はなくなったという認識でいいですか。
 
○市長
 はい、私はそう思っております。
 
○記者
 そうなると、今の市民会館の場所を含めて、土地活用の話が浮上してくると思うんですが、どのようにお考えですか。
 
○市長
 今日はとりあえず、新しい文化芸術施設を千日前に決めたということが中心です。当然ながら後楽館跡地の話は出てきますが、そこのところまで十分検討が進んでいるわけではありません。千日前でゴーサインが一応、出たわけですから、そちらのほうは今後、検討していきたいと思っております。
 
○記者
 反対している人がいて、やっぱり合意形成の難しさというのは恐らく組合の方も感じられたんだろうと思いますし、僕自身も取材していて、なかなか割り切れないところもあるんだろうと感じています。今後、万が一の想定ですが、加入されている人の中にも交渉がうまくいかなくなるケースが出てくる可能性も考えられます。財政的な期限が限られているということで、スムーズに行くのがベストでしょうが、何らかの行き詰まるようなケースが想定されないこともないと思います。先ほどの協定でも、例えば財政負担が出たとき、どこが負担するのかなど具体的なことはなかったと思うんですが、ここの協議というのはどのようにされていくお考えですか。
 
○市長
 どんなことにもリスクはあるんですが、やはり私も全く同様の見解でありまして、リスクはできるだけ回避する必要があると思います。まずは今回6者が反対していないということで、私は、リスクは小さいのではないかと思いますが、万が一のこともあります。そのときには、今、組合側が我々のほうに話をされているのは、都市再開発法の規定などを使って33年度までにきちっと対応できますと。これは全員同意型だけじゃなくて、権利変換の場合に縦覧型とかいろんなやり方もあるわけでして、そういう法整備ができておりますから、その法律を使って対応していくというやり方が1つあります。これが1つのリスクヘッジの考え方です。
 もう1つのリスクヘッジは、最後の最後、33年度を越えたときに、市が被った損害の扱いをどうするかというところだと思います。
 それで、今回の協定に当たっては、顧問弁護士とも十分相談をいたしました。今、具体的な数字を協定で挙げるというのはなかなか難しいようですが、万一、市が損害を被った場合、損害賠償請求の根拠となるような記載内容について相談し、今回の結論に至ったということです。3段階と言いますか、私は、相当リスクはヘッジできているのではないかと思っています。
 
○記者
 事業自体は反対していないということですが、一応、加入はしていないということで、より丁寧な説明が求められてくると思います。その辺の方針は、市長としてどうお考えですか。
 
○市長
 おっしゃるとおりだと思います。これから再開発を進めていく中で、組合に参加されていないわけですから、組合でのさまざまな議論には、直接はタッチされていないということになろうかと思います。組合側のほうで、再開発を進めていく主体のほうで十分、この6者について、これから協議を重ねていっていただきたいと思っております。
 
○記者
 千日前にこういった新しい施設をつくることで、改めてどんなまちづくりをしていきたいか。青写真とか、理想とかを教えてください。
 
○市長
 まず、この文化芸術施設はどんなふうにしていくかということが重要だろうと思っています。今の市民会館は、どちらかというと、いろいろな催し物があってそこを使っていくというのが中心です。ふらっと市民会館に行って楽しむという要素はほとんどないだろうと。そして、例えば新たな演劇をみんなで練習しながらやっていくとか、そういうクリエイティブな機能も、今の市民会館にはないと思っております。したがって、私はそういう要素も加えて、新しい文化芸術施設をつくりたいなと思っています。そのような施設が、まちに与えるインパクトというのは大きいのではないかと思っております。
 最初の質問に、多極構造が望ましいというふうに申し上げました。駅が1つの中心であることは間違いありませんが、私は表町というのも中心の1つであるのが望ましいと思っています。そうなると当然、その間の西川だとか、そういったところも潤い、かつ、人が楽しめる回遊性というのが実現していくのではないかと思っているわけです。特に千日前は、ピーク時に比べると人の歩き方が10%未満になっているとか。そんな状況になっていることは間違いないので、先ほども申し上げたような機能が千日前にできると、この岡山のまちというのは大きく変わってくるんではないかと思っております。ポイントは多極化と回遊性、そういったところでしょうかね。
 
○記者
 市長は就任されてゼロベースに戻されて、ここに来てようやく場所が決まったということですが、改めまして、成果など感じていらっしゃいますでしょうか。
 
○市長 
 ちょっと時間がかかりすぎたかもしれませんが、実は最初にこの千日前を決めるときも、様々な意見がありました。委員会をつくって、そこでも議論していただいたんですが、やはり歴史文化ゾーンにつくったほうがいいのではないかというご意見もあったわけです。阿部委員長のご指導の下、いろいろな議論をさせていただき、最終的には、この千日前が、今申し上げたような観点から望ましいと思っていました。
 何と言っても、本当に33年度にできるのかというのが一番心に引っかかったわけです。そういう面では確かに6者の方は同意されてないんですが、状況を見てみると、事業自体に反対されているわけではないということが分かり、本当にほっとしているというのが今の状況です。再開発準備組合の方々も、この約1年近く、本当に頑張っていただいたと思っております。
 
○記者
 市長としても成果を感じていらっしゃいますか。
 
○市長
 はい、成果は感じています。ただ、逆に責任も感じております。これからですから。場所が決まっているだけですから。これから33年度に向けて、岡山市民、またもっと広い意味での県民の方にも使っていただけるような、そして岡山のまちが伸びていく核となる施設をつくっていかなきゃならないということで、期限が切られているだけに、我々も一層、身が引き締まる思いでございます。
 
○記者
 先ほど都市再開発法というのがあると言われましたが、その都市再開発法というのは、立ち退きを求めることができるものなんでしょうか。
 
○市長
 ええ、都市再開発法だけではないですけれども、そういったこともできるようになっております。よく言われるのは、全員同意型と縦覧型があって、全員同意型というのは当然ながら、全員同意してから物事を起こしていく。縦覧型の場合は、それを縦覧して、一部の方から権利変換や明け渡しの同意が得られない場合でも事業を進めていく手続きが定められております。準備組合はそのような手続きも視野に入れた上で、さまざまな手法を検討し事業を推進していくということをおっしゃっておられました。それが私の言う2番目のリスクヘッジですが、こういう意気込みを感じたということもあって、今回の結論に至ったということです。
 
○記者
 関連ですが、強制執行等の手法もやむなしということで、新しい市民会館の建設を進めていくことについて、思いがございましたらお願いします。
 
○市長
 ちょっと誤解しないでいただいて、強制執行の手続きを使うと申し上げているわけではありません。今、準備組合の方は誠意を持って6者と対応されているわけで、決して今、事業自体に反対されているわけではないですから、私としては99%うまく行くだろうと思っております。
 ただ、残りの1%の場合にどう対応するのかということで、準備組合としてはさまざまな法律の規定に則って、最大限事業を推進していくと言われているということを申し上げたところです。少し誤解をされているのかもしれませんので、そこは、私の言い方がおかしければ訂正をさせていただきたいと思います。
 
○記者
 今回あと6者が組合に加入していないという状況であり、今後、一番の山場は具体的な条件である権利変換になってくると思います。恐らく今まで以上に組合も厳しい交渉をしなきゃいけないと思いますが、市としてどう関与して事業を進めようと思っていらっしゃるのか、お考えをお聞かせください。
 
○市長
 都市計画決定等々、行政として我々が担う部門は多いわけですから、そういったことに対しては真摯に対応させていただくことになると思います。その他、これは組合施行という形ですから、主体として組合側がこれからきちっと対応していただけるものだと確信をしているところです。
 
○記者
 これまでの市の関与の仕方と今後の関与の仕方で、もう少し前に出ていこうとか、その辺のお考えは。
 
○市長
 前に出ていくとか、表現としてどうなのかなという気はします。今までは、我々としては同意を取ってくださいと。我々はテナントとして入っていくわけで、テナントとして入れるかどうかという条件を模索していただいたということです。これからは当然ながら都市計画の手続きになっていくわけですから、行政としてやるべきことをきちっと対応していくということです。
 もちろん、最終的な保留床を我々が買い取るということになりますから、そのときの様々な条件等々については、これから組合側と十分打ち合わせをし、対応していくことになると思います。
 
○記者
 市民の立場で気になるのは、ゴーと決まったあとの権利変換に向けて、再開発には往々にあることですが、事業費が膨らむとか、そういう話です。その辺り、どうグリップして事業費抑制に努めていこうというお考えでしょうか。
 
○市長
 もちろん税金を使うわけですから、我々として費用がどれだけ掛かるかというのは大いに関心があるところです。しかしながら、費用の算定というのは、今後再開発に掛かったさまざまな費用をオンして、それで、それぞれ新たに再開発に入っていくところで分配をしていくということになっていくわけです。我々としては、一つ一つの事象に関心をもって、できるだけ効率のよい再開発になるよう、最小限の費用で済むよう、彼らと折衝していきたいと思っております。
 
○記者
 市民会館を表町のエリアにつくって経済的にどういう効果が期待できるのか、回遊性の向上と絡めて、一言お聞かせください。
 
○市長
 先ほどの答えと重複しちゃうんですが、確かに今、人の流れというのはイオンモールができて、より顕著に駅周辺が多くなっていることは事実だろうと思います。
 しかしながら、社会実験等々でだいぶ県庁通り、そして西川の人も増えてきている。表町も天満屋を中心として、ある程度、多くの人に来ていただいているのではないかと思っているんです。
 ただ、この新しい文化芸術施設が千日前にできると、先ほど申し上げたように、今の市民会館とは違う、付加した機能が入ってきます。親しむ機能、そしてつくっていくクリエイティブな機能、こういったものが入るとやはり人は相当数、市民会館を中心に集まってくるだろうと思います。そうなると、それに関連する施設だとか、そういったものが周辺にできてくるということも考えられますし、それとともに、回遊性というか、駅と表町を人が行き交うことも出てくるでしょう。となると、駅と表町の間にある施設やお店も潤っていくという経済効果はあるのではないかと私は思っております。そういった面もこれから定量的にどこまで表せるのか、いろいろな勉強をしてみたいと思っておりますが、常識で考えて、一定の効果はあると思います。
 
○記者
 今の話に関連するんですが、今あの状況で寂れているなんていう人もいます。施設ができただけで人が来るというのは、なかなか難しいという意見もあると思うんです。そのほかに今後、何をしていく必要があると思われますか。
 
○市長
 そこは、ここで言うのはなかなか難しいですが、川崎病院も今年の秋ですか、新しい地にオープンしますよね。あれだけ大きな総合病院もできるわけですし、この文化芸術施設ができると、やっぱり相当数の方はここに来られるのではないかと。そうなると、それにあわせてさまざまな機能を持ったお店等々もできてくるのではないかと思っています。まだそういう分析までには至っておりませんが、表町のほうにも大きなインパクトを与えるものだと、私は思っているところです。

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